再生医療は美容の分野だけでなく、医療の分野でも希望の星のように喧伝されています。
それは遺伝子治療や腸内細菌研究がすべてうまくいかないこともあって、致し方ないのかも知れません。
残念ながら、再生医療も臨床応用への発展が遅々として進んでいません( ;∀;)。
それは、ダメージを受けた細胞に置き換わる幹細胞(かんさいぼう)ばかりに注目しているからですね。
幹細胞の遺伝子ばかりをいじってそれをダメージを受けた場所に移植すればよいと思っています。
しかし、現代医学の再生医療による治療も実はほとんどが失敗に終わっています。
それは私が『ガンは安心させてあげなさい』で詳述した「場の理論」を理解していないからに他なりません。
細胞は周囲の場によって、はじめて機能するように成長するのです。
さて、最新の研究で、オタマジャクシの切断した肢にプロゲステロンを投与する(1日間のみ)と再生することが報告されました(Cell Reports, 2018; 25 (6): 1593)。
しかも、再生した肢には十分な骨、神経、血管のすべてが発達しまし、切断される前と同じように泳ぐこともできました。
つまり、再生した肢は形だけでなく、機能も回復したということです。
プロゲステロンは甲状腺機能を高めて、糖のエネルギー代謝を高めるのが主作用です。
以前から切断肢を酸化状態にすると、電気の極性が変わり、再生することも分かっていました。
プロゲステロンは糖のエネルギー代謝を高めて、細胞を酸化状態にもっていく代表選手です。
ただし、現代医学が用いているプロゲステロンは本物ではなく、逆の作用をする合成薬物です。
プロゲステロン悪玉説も現代医学で根強くあるのも、分かる気がしますね(^_-)-☆。
(プロゲステロン悪玉説は、『エネルギ―代謝と生理痛・生理不順・PMS・不妊・更年期』DVDで完全に覆しています。http://paleo.or.jp/dvd_health103/)
このように再生医療の鍵を握るのは、再生組織の「場」がどちらに向くか(糖のエネルギー代謝か脂肪のエネルギー代謝か)によるのです(^_-)-☆。