乳ガンモデル(マウスと培養ガン細)で、アスパラギン酸というアミノ酸が転移を促すことが報告されました(Nature doi:10.1038/nature25465)。
ただし、原発巣のガンを増殖させることはありませんでした。
アスパラギン酸は、自分の体内で作ることができるので必須アミノ酸ではありません。
名称にあるようにアスパラギン酸はアスパラガスや魚貝類、鶏肉などに豊富に含まれています。
実際にアスパラギン酸を分解する酵素を加えたり、低アスパラギン酸の食事を与えたりすると、ガンの転移が防げることも分かっています。
残念ながらこの論文ではアスパラギン酸がなぜガンの転移を促すのかを古い転移モデル(EMT)でしか説明していませんでした。
ガンになるとなるべくアスパラギン酸を含む食品を避けた方がよいかも知れません。
それではどのようなアミノ酸を摂取したらよいのか?
新しいパラダイムに基づいた必須アミノ酸を3月18日(日)基礎医学の講座(大阪)で詳しくお伝えしていきますので、是非ご参加ください(#^.^#)。