さて、米国の調査で、65歳以上でがんと診断された米国人の4人中1人(25%)は、以前にも同じ部位あるいは別の部位のがんを経験したことのある「がんサバイバー」であることが分かりました。65歳未満では11%でした(JAMA Oncol. 2017 Nov 22. doi: 10.1001/jamaoncol.2017.3605. [Epub ahead of print])
実際にはガンの再発(あるいは心筋梗塞など他の原因)ですでに亡くなっている方もおられるので、この割合はもっと高いはずです。
新たに発見されたガンのほとんどは以前とは別の部位だったということです。
これは現在のガン治療によって、違う部位にガンが新しく発生したという紛れもない事実を示しています。
★ガンは現在の治療では必ず再発すること
★再発したときはより悪性化(治療抵抗性)になっていること
★再発する場所は原発巣だけでなく遠隔臓器でも起こること
これを矛盾なく説明できるのは「場の理論」しかありません。
遺伝要因や喫煙・飲酒といった生活習慣に再発の原因があるというコメントがありましたが、治療そのものが最大の誘因になっている自覚がありません。
ガン組織を攻撃する、排除するというメインストリームの考え方では、細胞の「場」をさらに乱すために、さらにガン化が促進されます。
このことを新刊本では、「ガンの場の理論」で具体例も挙げて詳述していますので、是非出版の際にはご覧になってください。