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『精神的ダメージは現代食から〜エネルギー栄養学シリーズ』

 

ポスト総ワクチン時代では、うつ病や不安神経症などの精神的問題を抱える人が急増しています。

 

特にミレニアル世代から下の若い人たちに、その傾向が顕著です。

 

 

若い人も含めて、現代人の食生活の乱れは加速しています。

 

 

日本では、揚げ物、炒め物や加工食品オンパレードです。

 

この現代人の食習慣には共通したものがあります。

 

 

それは、植物油脂(リノール酸、オメガ6系プーファ)の過剰使用・過剰摂取です。

 

それまで、うつ病や双極性障害と植物油脂(リノール酸)摂取との相関関係について複数の報告がなされていました(Dietary linoleic and oleic fatty acids in relation to severe depressed mood: 10 years follow-up of a national cohort. Prog Neuropsychopharmacol Biol Psychiatry. 2009 Aug 31;33(6):972-7)(Bipolar disorder moderates associations between linoleic acid and markers of inflammation. J Psychiatr Res. 2017 Feb;85:29-36)。

 

 

最新の研究でも、植物油脂とうつ病、不安神経症などの精神的問題との強い相関関係が報告されています(The Relationship Between Linoleic Acid Intake and Psychological Disorders in Adults. Front. Nutr., 06 May 2022  https://doi.org/10.3389/fnut.2022.841282)。

 

男性の方でよりプーファ摂取量と精神障害との関連が強く出ています。

 

 

そして、男女ともに加齢とともにその相関関係は強くなる傾向がありました。

 

 

植物油脂の過剰摂取は、制御不能の炎症を引き起こします。

 

炒め物や揚げ物を過剰摂取すると、油(リノール酸)から産生される炎症性エイコサノイドが脳にも炎症を引き起こします。

 

脳の慢性炎症がうつ病や不安神経症をもたらすのです。

 

実際に、サルチル酸がうつ病や不安神経症に効果があるのも、この植物油脂から誘導される炎症性物質の産生をブロックしてくれるからです。

 

 

加齢とともに、植物油脂の摂取と精神障害の相関関係が強くなるのは、植物油脂の蓄積が加齢とともに上昇するからです。

 

 

現代の若者に精神障害が多いのは、乳幼児のときからプーファまみれの食事に慣れ親しんでいるからです。

 

 

遺伝子組み換えの種子から複雑な化学処理をして抽出した油を大量に料理や加工食品に使用するのは、不自然極まりない環境破壊に他なりません。

 

このような不自然な油は、私たちの体はもとより、精神をも蝕むのです。

 

 

植物油脂(オメガ6)でもこの有様ですから、脳障害がさらに強いオメガ3はもっと長期的に深刻な精神障害を引き起こします。

 

オメガ3がうつ症状や認知機能を改善すると喧伝されてきました、最新のランダム化比較臨床試験では、その効果は否定されています(Omega-3 fatty acids and blood-based biomarkers in Alzheimer’s disease and mild cognitive impairment: A randomized placebo-controlled trial. Brain Behav Immun. 2022 Jan;99:289-298)。むしろオメガ3投与群で会話能力が低下しました。

 

食糧危機や完全奴隷化が待ち構える近未来です。せめて、私たちは植物油脂を使った揚げ物、炒め物からはおさらばしましょう(^_−)−☆。

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