DVD

『私たちは毎日プラスチックを吸い込んでいる!』

 

みなさんは、食器や水筒にプラスチック製剤のものを使用されているでしょうか?

プラスチック製剤は、今や衣服もポリマーという形で、麻や絹の衣服を駆逐しています。

20世紀(1940年~)はプラスチック(石油)の時代だったといえるでしょう。

さて、私たちの周囲の環境や生活に侵入しているプラスチック。

とくにプラスチックの微細粒子(microplastics)は、水道、食べ物(プラスチック容器から混入)、大気から日夜私たちが吸い込んだり、飲み込んだりしています。

もちろん、海洋投棄されているプラスチック製剤を飲み込んだ魚貝類を食べることでも、私たちの体内にプラスチックの微細粒子が蓄積しています(Curr Environ Health Rep. 2018; 5(3): 375386)(Mar Pollut Bull. 2018 Aug;133:336-348)。

米国の調査では、なんと1年に平均74,000 121,000 個のプラスチック粒子を体内に吸い込んだり、飲み込んだりしていることが分かりました(Environ. Sci. Technol.2019, 2-19)。

これは1週間でクレジットカード1枚分を飲み込んでいる計算に・・・・

OMG!

プラスチックボトルに入ったミネラルウォーターを1年飲むだけで、90,000個のプラスチック粒子が吸収されるといいます・・・・

その他、化粧品などにもプラスチックの微細粒子は混入されています(流石にFDAも禁止するようになった)。

もちろん、プラスチック製剤を産生する側の工場従事者もプラスチックの微細粒子を吸い込んでいます。

世界中でプラスチックに汚染されていないところはもうないと言ってよいでしょう。。。。。。。

プラスチックの微細粒子(microplastics)は、ナノ粒子と同じくマクロファージを過剰に活性化して炎症を引き起こします。

さらに・・・・・・・

以前はプラスチックにはビスフェノールAなどのエストロゲン製剤(強力な発がん物質)が入っていました。現在でもエストロゲン作用物質が混入されています。

カナダは、プラスチックの袋やコーヒーカップのふた、ボトルなど、使い捨てプラスチックを2021年から禁止する方針発表されたばかりです。

もうこれ以上のプラスチックの海洋投棄もさることながら、生産そのものも限界に来ていることは、20世紀の慢性病の急増が物語ってるのではないでしょうか(^_-)-

使い捨ての時代の終焉ですね(^^

 

関連記事

  1. 『ガンに糖質制限の誤解について〜リアルサイエンスシリ―ズ』

  2. 『乳酸はなぜヤバイのか?:腸内細菌増殖が遺伝子に及ぼす影響!』

  3. 『体温と健康・寿命』

  4. 『感染ワクチンで新型コロナ感染予防??』

  5. 『人工新型コロナは実在するが、自然界にウイルスは存在しない』

  6. 『ロックダウン症候群』

  7. 『健康のバラメーター:「甲状腺刺激ホルモン」』

  8. 『インドでの新型コロナ感染アウトブレイクについて』