もうすぐ宇宙旅行は可能になるというような喧伝がなされていますが、現状はどうなのでしょうか?
現在、人類はスペースシャトルで地球の表面を1周するか、スペースステーションで少しの期間(数週間~数カ月)滞在するくらいの程度でしか達成できていません。
現状では、宇宙旅行などは夢のまた夢です(#^.^#)。
医学的な見地からこの宇宙旅行を見ていきましょう。
基礎医学シリーズの「場の理論」でお伝えしましたが、宇宙ステーションに滞在するだけで、ストレスによる変化が出てきます。遺伝子のスイッチまで変化することをお伝えしました。
そして、今回ヒトのスペースシャトルによる短期旅行および宇宙ステーション滞在における宇宙飛行士の体の変化を調べた最新の研究が報告されました(Frontiers in Microbiology, 2019; 10 )。
宇宙旅行前、最中、そして地球に戻った後の血液・唾液・尿などを調べています。
その結果、スペースシャトルのショートトリップで53%、宇宙ステーション滞在で61%の宇宙飛行士の唾液と尿にヘルペス・ウイルスが検出されました。
ヘルペス・ウイルスは私たちの体内に共生しています。
そして、ストレスがかかったときに表面に姿を現します。これが血液、唾液、尿などから検出されたということです。
その他、サイトメガロ・ウイルスやEBウイルスなどの共生ウイルスも検出されています。
宇宙旅行士の中には、地球に戻ってきて2か月経過しても、まだウイルスの排出が続いていました。
ということは・・・・・
宇宙旅行はかなりのストレスがかかっていることういうことですね(^_-)-☆。
実際、宇宙飛行士の血液中には、コルチゾール、アドレナリンといったストレスホルモンが上昇していました。
ということは、プーファの蓄積量が多い人ほど、宇宙旅行で慢性病に罹り易くなるということですね(^_-)-☆。
なぜなら.、プーファはコルチゾールなどのストレスホルモンを産生をアップさせるからです。
宇宙旅行が可能になるためには、地上にいるときと同じく、自分の周囲の「場」をどう整えるかが重要なカギとなるのです(#^.^#)。