さすがに日本でもPCR検査に対する疑問が出てきたようです。
最近では、PCR検査の“金字塔”論文と呼ばれる「Corman-Drosten論文」に対する反論が出ると、日本のたくさんのサイトですぐに翻訳したものが流れましたので、みなさんも目にされたと思います。
数ヶ月前の日本では、「日本ではPCR検査を故意に行わずに、感染者数を操作している!水際対策が甘い!」、「新型コロナウイルスは生物学的兵器だー」とか、「感染爆発で医療機関が危機に!」と騒いでいた人たちも、この反論論文を動画にして流すなどすっかり様子が変わってきています。
この人たちの当初の言論を遡ると興味深いことがわかるかも知れません。
リアルサイエンスに基づいていないと、単なるゲートキーパー(日本でもがんばってますよー(^_−)−☆)の流している“情報”に振り回されるという格好の例です。
さて、イギリスは狂ったように、新型コロナウイルスのマススクリーニング(ムーン・ショット計画)や新型コロナ遺伝子ワクチンの人体実験をいち早く開始しています。
リバプールでは、PCRよりも簡易で迅速に結果がわかる「ラテラル・フロー試験(Lateral flow testing)」というもので健康人を含めた住民全員にマススクリーニングを行っています。
この検査は、PCRや抗体検査と比較して迅速に結果が出るために、各国政府が目をつけていたのですが、このテストの妥当性もPCRや抗体検査同様もちろん検証されていません。
オーストリアの国会では、先日ある議員がコカコーラをこのラテラル・フロー検査の用紙に垂らしたところ、陽性に出たということをデモストレーションしています(『Tested in Parliament – Why Cola made the Corona rapid test positive』WELT, December 11th, 2020)(『FPÖ man delivers corona exciters with Cola trick』Heute, December 10th, 2020)。
こんなテストは信用ならぬと議員は訴えています・・・・・
この検査で使用する溶液にコカコーラを混ぜずに直接試験紙に垂らしていると批判している人がいますが、この結果を見れば、誰でも身の危険を感じざるを得ません。
検査前の数時間にコカコーラを飲むとこの検査で陽性に可能性があるので、その場合は隔離およびワクチン接種対象となります。
その他、新型コロナウイルスのスパイクタンパク質を検出する抗原テスト(Antigen testing)、唾液テスト(日本の空港で施行している)、過去記事でもお伝えした様々なスマホで分かる簡易テスト(PNAS September 15, 2020 117 (37) 22727-22735)などが開発されていますが、その検査の妥当性を検証したものは存在しません。
そもそも新型コロナウイルスが感染した人体から分離されたことが一度も証明されていないので、検査以前の問題なのです。
今後は世界各国で、PCR以外の検査でも、私たちを釣り上げようとするでしょうが、すべて検査そのものの妥当性がないので、そのようなものに振り回される必要はありません(^_−)−☆。