2020年6月8日に、米国のカルフォルニアで水道水のフッ素混入について、リアルサイエンティストが集まって、訴訟を起こしました。
米国の市民2億人、世界全体で4億人がフッ素混入の水道水の飲用を余儀なくされています。
元々、フッ素という猛毒を水道水に混入したきっかけは、虫歯を予防するという非常に根拠の弱い“言い訳”でした。
しかし、この言い訳は、フェイクサイエンスであり、実際は、フッ素は虫歯を増強させることをお伝えしました(Sci Signal. 2020 Feb 18;13(619). pii: eaay0086)(パレオ協会ニュースレターで詳述)。
特に妊婦がフッ素混入の水道水を摂取することで、産まれてきた子供の行動異常やIQが低下することが多数の疫学的調査あるいは動物実験で報告されてきたことも過去記事でご紹介しました。
2019年の疫学的調査でも質の高い(prospective birth cohort study)研究で、妊婦の尿に排出されるフッ素が1mg/L増加するたびに、子供(特に男子)のIQが4.5ポイント低下することが分かりました。
この研究では、子供の知能低下に関与する交絡因子(両親の教育レベル、社会経済レベル、出生時体重、周産期の妊婦のアルコール摂取、鉛・水銀・ヒ素などの脳障害を引き起こす毒物の暴露など)を調整(考慮)して統計解析しています。
こういった質の高い疫学調査でも相関関係しか言えませんが、他の動物実験等の結果を総合して、フッ素の神経毒(neurotoxin)は間違いないものです。
このフッ素の神経毒は鉛(かつてガソリンに混入されていた、鉛産業との癒着)に匹敵するものです。
本当は、リアルサイエンスでは、フッ素、塩素などのハロゲンは、脳だけでなく、全身の組織にダメージを及ぼすので、悪影響を測定するのにIQだけでは物足りません。
それを差し引いても、子供のIQ低下は、虫歯予防(これもフェイク)で正当化できるものではありません。
米国の裁判所がリアルサイエンスを採用するのか、それともフェイクサイエンスを採用するのか。
私たちの近い将来がどちらに向かうのかを占う上で非常に重要な裁判になりそうです(^_−)−☆。