『「昆虫食で地球が救える」という甘い誘惑の裏側』
国連食糧農業機関(FAO、Food and Agriculture Organization)は計画的に引き起こされている食糧危機の解決策として昆虫食を推奨し、世界経済フォーラム(WEF、World Economic Forum)も気候変動を遅らせることができる代替タンパク源として報告書を発表しています。

実は世界で20億人が1900種以上の昆虫を食べており、決して珍しいものではないと昆虫食を喧伝しています。しかし、この一見合理的に見える「昆虫食ブーム」の背後には、私たちの健康を脅かす重大なリスクが潜んでいることをご存知でしょうか。
たとえるなら、昆虫食の推進は「毒入りの甘いお菓子」を子どもたちに配るようなものです。表面的には栄養豊富で環境に優しいと喧伝されていますが、それなら支配層が真っ先に昆虫食をしているはずです。
その実態はどうなのでしょうか?
⭐️見えない鎧が引き起こす炎症の嵐
昆虫の外骨格を構成する「キチン質」(chitin)は、まるで中世の騎士が身につける鎧のように昆虫の体を覆っています。このキチン質は、エビやカニなどの甲殻類の殻と同じ物質です。人間の消化管には、このキチン質を完全に分解する酵素がほとんど存在しません。
2018年のレビュー論文では、キチンはアレルギー型の炎症反応を引き起こすことが明らかにされています(1)(2)。いわゆる甲殻アレルギーです。昆虫を食べるたびに、あなたの体は「毒が侵入してきた」と認識するため、炎症という火災報知器を鳴らし続けることになります。
2016年の研究では、ハウスダストのダニ由来のキチンも、気道炎症を増強することが報告されました(3)。

⭐️重金属という見えない毒の蓄積
昆虫は食物連鎖の中で、環境中の有害物質を生物濃縮する能力が高いことが知られています。2018年の研究では、農業ベースの昆虫食物連鎖におけるカドミウム、鉛、亜鉛の生物蓄積が調査され、昆虫の摂食スタイルが重金属の生物蓄積に大きく影響することが示されました(4)。
昆虫は、まるでスポンジが水を吸い込むように、土壌や飼料に含まれる重金属を体内に取り込みます。2019年の研究では、カドミウムが土壌-植物-昆虫の食物連鎖を通じて用量依存的に濃縮されることが明らかにされています(5)。特にカドミウムは、発がん性(エストロゲン作用)があり、腎臓障害や骨粗しょう症の原因となる極めて有毒な重金属です。

2025年の最新レビューでは、環境モニタリングのための昆虫における重金属生物蓄積について包括的に検討されており、昆虫が重金属汚染の優れた指標生物であることが確認されています(6)。つまり、昆虫は環境汚染の「測定器」として機能するほど重金属を蓄積しやすいのです。それを人間が食べるということは、その汚染物質を直接体内に取り込むことに他なりません。
⭐️エンドトキシンの問題
実際の昆虫養殖現場では、衛生管理が不十分な場合が多く、サルモネラ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌などの食中毒菌が検出されることも珍しくありません。昆虫の消化管には多数のグラム陰性菌が存在し、それらの細菌の細胞壁成分であるリポポリサッカライド(LPS、lipopolysaccharide)、いわゆる「エンドトキシン」(endotoxin)が含まれています。このエンドトキシンは、体内に侵入すると強力な炎症反応を引き起こします。

血中に低濃度のエンドトキシンが慢性的に存在する状態を「メタボリックエンドトキシンミア」(metabolic endotoxemia)と呼び、これが慢性炎症、肥満、糖尿病、心血管疾患、神経変性疾患などあらゆる慢性疾患の根本原因の一つであることが、数多くの研究で示されています(7)。
高脂肪食や西洋型の食事は腸管透過性を亢進させ、腸内のエンドトキシンが血中に移行しやすくなります。昆虫を丸ごと食べることは、その消化管内の細菌とエンドトキシンをそのまま摂取することになります。昆虫を粉末にした場合でも、エンドトキシンは熱に対して非常に安定であり、通常の加熱調理では完全には分解されません。
エンドトキシンの血中濃度がわずか1〜2mg上昇するだけで、発熱、白血球減少、血管障害、低血圧を引き起こし、高濃度では敗血症やショック、死に至ることもあります(8)。慢性的な低濃度エンドトキシン曝露は、無気力、嗜眠、不安などの「病的行動」(sickness behavior)を引き起こすことも報告されています(9)。
⭐️昆虫食も設計された「トロイの木馬」
昆虫食は、キチン質によるアレルギーおよび慢性炎症リスク、重金属などの毒性物質の生物濃縮、そしてエンドトキシンの直接摂取という、まさに「三重苦」とも言える健康リスクを内包しています。これらはすべて、体内の炎症を促進し、代謝を抑制し、エネルギー産生(=甲状腺機能)を低下させる方向に作用します。
「昆虫を食べれば食糧危機が解決する」という主張の裏側には、私たちの健康を犠牲にする重大なリスクが潜んでいます。権力者が大衆に押し付ける昆虫食は「未来の食糧」ではなく、「健康を蝕む時限爆弾」と言えるでしょう。

真の食糧危機の解決策は、支配層が管理する食料ネットワークから脱却し、伝統的な有機農法と地域に根ざした食システムを再構築することにあります。昆虫食の推進は、本質的な問題解決を避け、新たな健康リスクを生み出すために設計された「トロイの木馬」なのです。
参考文献
- Chitin and its effects on inflammatory and immune responses. Komi D, Sharma L, Dela Cruz CS. Clin Rev Allergy Immunol, 2018, 54, 213-223.
- Chitin, chitinases and chitinase-like proteins in allergic inflammation and tissue remodeling. Lee CG. Yonsei Med J, 2009, 50, 22-30.
- House dust mite-derived chitin enhances Th2 cell response to inhaled allergens, mainly via a TNF-α-dependent pathway. Choi JP, Lee SM, Choi HI, Kim MH, et al. Allergy Asthma Immunol Res, 2016, 8, 362-374.
- Bioaccumulation of cadmium, lead, and zinc in agriculture-based insect food chains. Butt A, Rehman K, Khan MX, Hesselberg T. Environ Monit Assess, 2018, 190, 708.
- Assessment of bioaccumulation and detoxification of cadmium in soil-plant-insect food chain. Dutta M, Kushwaha A, Kalita S, Devi G, et al. Bioresour Technol Rep, 2019, 8, 100241.
- A review of heavy metals bioaccumulation in insects for environmental monitoring. Iqbal S, Waseem M, Ullah S, Arshad R, et al. J Basic Appl Zool, 2025, 86, 5.
- Role of Metabolic Endotoxemia in Systemic Inflammation and Potential Interventions. Front Immunol, 2021, 11, 594150.
- Biochemistry, Lipopolysaccharide. StatPearls, 2023.
- Endotoxin-Induced Physiological and Psychological Sickness Behaviors. Brain Behav Immun, 2023, 114, 123-140.










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