【危険!プロテインパウダーがもたらす健康リスク〜リアルサイエンスシリーズ】
プロテインパウダーは、筋トレや健康維持のために広く利用されています。しかし、その安全性については十分に検討されていますか?
特に植物性プロテインパウダーには、ヒ素、水銀、鉛、カドミウムといった重金属が多く含まれていることが指摘されています。(A human health risk assessment of heavy metal ingestion among consumers of protein powder supplements. Toxicol Rep. 2020 Aug 21;7:1255–1262.)
重金属汚染の実態
最新の調査によると、特に植物性プロテインパウダーにはホエイ由来のものよりも数倍高い重金属が含まれていることが明らかになりました。
主な調査結果:
- 植物性プロテインパウダーはホエイパウダーに比べて鉛の含有量が3倍。
- オーガニック製品は非オーガニック製品の3倍の鉛、2倍のカドミウムを含有。
- チョコレート味のプロテインは、バニラ味に比べて鉛4倍、カドミウム最大110倍。
特に鉛はどんな量であっても人体に有害とされ、カドミウムには発がん性があることが指摘されています。
米国カリフォルニア州の基準では、今回の調査対象製品の47%が安全基準を超えており、21%はその2倍以上の含有量を記録しました。(CNN.co.jp, 1/10(金))
重金属の健康への影響
これらの強毒性の重金属は、以下のような健康リスクを引き起こします。
- エストロゲン作用
- 糖のエネルギー代謝の阻害
- 発がんリスクの増加
- 自己免疫疾患の誘発
- 神経変性疾患(アルツハイマー、パーキンソン病など)
- 精神疾患(うつ病、不安障害など)
プロテインパウダーは本当に筋肉を作るのか?
プロテインパウダーを摂取すれば筋肉が形成されると信じられていますが、実はその逆である可能性もあります。
植物性プロテインパウダーに多く含まれる重金属は、エストロゲン作用で筋肉を崩壊させる作用があるのです(ちなみに骨も脆くなります)。
その他の汚染リスク
プロテインパウダーには重金属以外にも、多くの汚染物質が含まれています。
- ビスフェノールA(BPA)や農薬の残留(Clean Label Project, 2018 Protein Powder Study)
- ホエイプロテインの品質問題
- 原価の高いホエイを削減するため、遺伝子組み換え大豆タンパクや尿素、メラミンが混入されている可能性(Rapid Commun. Mass Spectrom. 2016 / Food Anal. Method. 2015)
安全なタンパク質摂取法とは?
プロテインパウダーは超加工食品の一つであり、天然の食品とは異なります。筋肉をつけたいのであれば、以下の方法が最も安全かつ効果的です。
✅ 加工されていない動物性食品を摂取する(肉、乳製品、卵)
あなたの健康を守るために、今すぐタンパク質摂取源の選択を見直してみませんか?