◆パレオ協会ニュースレター◆
メインストリームの現代医学は、新型コロナワクチンによって、新型コロナ感染症による重症度や死亡率を低下させるだけでなく、あらゆる病態による死亡率さえも低下させると喧伝しています。
超過死亡率とは、特定の期間における実際の死亡数が、通常または予測される死亡数をどれだけ上回ったかを示す指標です。もし、過去の5年間の同じ月の平均死亡数が1000人であり、今年のその月の実際の死亡数が1400人であれば、超過死亡数は400人となります。
2023年に報告された解析論文では、178カ国の横断的調査(エビデンスレベルが低い)で、新型コロナワクチンと接種率とあらゆる病態による死亡率との間に弱い逆相関関係にあったとしています(Assessing the Influence of COVID-19 Vaccination Coverage on Excess Mortality across 178 Countries: A Cross-Sectional Study. Vaccines (Basel). 2023 Aug; 11(8): 1294.)。
これらの疫学的調査では、因果関係ではなく、相関関係しか言及できません。相関関係とは、なにか他の原因がその結果をもたらしているという可能性があるものです。
したがって、間違っても新型コロナワクチンが総死亡率の低下をもたらしているとは言えません(この論文でも、あらゆる病態による超過死亡率を低下させている要因の70%は他の要因であることを認めている)。
しかし、この論文の図を見る限りでは、統計操作で導き出したその弱い相関関係(ワクチン接種量と超過死亡率の低下の弱い相関関係)も怪しいと言わざると得ません。
(縦軸があらゆる病態による超過死亡率、横軸が遺伝子ワクチンの接種率)
この図を見る限りでは、・・・・・・