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『「麻疹ウイルスは存在しない」──ドイツの裁判で明らかになった衝撃の真実』

「麻疹ウイルスは存在しない」──ドイツの裁判で明らかになった衝撃の真実

米国ではJFKジュニアが、今年に入って「麻疹(はしか)の流行」とプロパガンダし、ワクチンを推進しています。

 

 

ボビー・ジュニアはフォックスの番組で次のように述べています。「米国保健福祉省長官として、最近の麻疹の流行に深く懸念を抱いています。この状況は急速に悪化しており、テキサス州保健サービス局(DSHS)は2025年1月下旬以降、146件の確定事例を報告しています」

「悲惨なことにこの流行は、10年以上にわたり米国で初めてとなる麻疹関連死亡例となった学校に通う子供の命を奪いました」。

 

参考記事

・『ROBERT F. KENNEDY JR.: Measles outbreak is call to action for all of us』 Fox News, March 2, 2025

 

・『RFK Jr. publicly urges people to get the measles vaccine』 CNN health, April 9, 2025

 

 

「麻疹関連死亡」というあやふやな言葉を使っています。

 

 

 

はたして麻疹ウイルスは存在するのでしょうか?

 

 

拙著『ウイルスは存在しない』において割愛した「麻疹ウイルス」についての文章を以下に掲載いたします。

 

 

 

2011年11月24日、ドイツのウイルス学者シュテファン・ランカ(Stefan Lanka)博士が、世界に向けて大胆な挑戦状を叩きつけました。

 

 

 

「麻疹ウイルスの存在を証明できる科学論文が1本でもあれば、10万ユーロ(約1,500万円)を差し上げましょう。」

 

 

 

この前代未聞のチャレンジの背景には、麻疹ワクチンの強制接種に対する深い疑念がありました。ランカ博士は「麻疹ウイルスの存在そのものが科学的に証明されていない」と主張していたのです。

 

 

医師バーデンス氏、6本の論文を提出

挑戦を受けたドイツの内科医デイビッド・バーデンス(David Bardens,)氏は、以下の6つの論文を提出し、麻疹ウイルスの存在はすでに証明済みだと主張しました。

Enders & Peebles(1954年)──麻疹ウイルスの細胞培養に関する論文

 

Bech & Magnus(1959年)──猿の腎臓細胞での麻疹ウイルス研究

 

Horikami & Moyer(1995年)──麻疹ウイルスの構造と転写、複製

 

Nakai & Imagawa(1969年)──電子顕微鏡による観察

 

Lund et al.(1984年)──RNAの構造解析

 

Daikoku et al.(2007年)──ウイルス粒子の形態と感染性

 

参考文献

  1. Enders JF, Peebles TC. Propagation in tissue cultures of cytopathogenic agents from patients with measles. Proc Soc Exp Biol Med. 1954 Jun;86(2):277–286.
  2. Bech V, Magnus Pv. Studies on measles virus in monkey kidney tissue cultures. Acta Pathol Microbiol Scand. 1959; 42(1): 75–85
  3. Horikami SM, Moyer SA. Structure, Transcription, and Replication of Measles Virus. Curr Top Microbiol Immunol. 1995; 191: 35–50.
  4. Nakai M, Imagawa DT. Electron microscopy of measels virus replication. J Virol. 1969 Feb; 3(2): 187–97.
  5. Lund GA, Tyrell, DL, Bradley RD, Scraba DG. The molecular length of measles virus RNA and the structural organization of measles nucleocapsids. J Gen Virol. 1984 Sep;65 (Pt 9):1535–42.
  6. Daikoku E, Morita C, Kohno T, Sano K. Analysis of Morphology and Infectivity of Measles Virus Particles. Bulletin of the Osaka Medical College. 2007; 53(2): 107–14.

 

 

 

しかしランカ博士は、これらの論文では「麻疹ウイルスの存在そのものを直接証明していない」として、賞金の支払いを拒否しました。

 

 

 

地方裁判所「支払い命令」…しかしその根拠は?

バーデンス氏は裁判を起こし、地方裁判所はなんと「全体として証明されている」としてランカ博士に支払いを命じる判決を下しました。

 

 

 

「この論文では証明されていない、この論文でも…だが、すべてを総合すれば存在する証拠になる」

 

 

 

この判断に対し、多くの科学者や市民が首をかしげました。なぜなら、証明とは“1つの明確な根拠”によってなされるべきものであり、「積み重ねれば何となく証明になる」という論理は、科学では通用しないからです。

 

裁判の核心──エンダース論文の信頼性

裁判所が重視したのは、1954年にジョン・エンダースが発表した論文でした。これは、現在のウイルス分離技術の基盤ともされる「細胞培養法」の草分けです。

 

 

 

しかし、ここに大きな疑問があります。

 

 

 

エンダースの論文では、麻疹ウイルスを注入した培養細胞に「細胞死(CPE:細胞変性効果)」が見られたことを根拠に、ウイルスの存在を主張しました。

 

 

 

ところが…

 

 

 

同じような細胞死が、ウイルスを注入していない培養細胞にも起きていたのです。

 

 

つまり、「ウイルスの影響」とされた効果は、感染していない細胞でも生じていた。これは科学的には致命的なミスです。

 

参考文献

・Studies with the monkey-intra-nuclear-inclusion-agent (MINIA) and foamy-agent derived from spontaneously degenerating monkey kidney cultures. I. Isolation and tissue culture behavior of the agents and identification of MINIA as closely related to measles virus. Arch Gesamte Virusforsch. 1958;8(2):139-66.

 

 

 

中立の専門家の証言が明らかにした“決定的な欠陥”

控訴審で証言台に立ったのは、裁判所が任命した「中立の専門家」、ポドビエルスキー(Podbielski)博士。彼の証言は衝撃的でした。

 

 

 

「エンダースの論文には陰性対照(コントロール群)が存在しない」

 

「コッホの原則を満たしていない」

 

※コッホの原則とは、病原体の存在を証明するための科学的基準です。

 

 

さらに、彼はこう認めています。

 

 

 

「麻疹ウイルスの存在を単独で証明している論文は存在しない」

 

この証言が決め手となり、控訴審ではランカ博士の逆転勝訴が確定しました。

参考文献

・裁判の音声記録(https://feli-popescu.blogspot.com/2016/03/pe-pariu-ca-pretinsul-virus-rujeolic-nu.html?m=1

 

・高等裁判所判決の記録(https://openjur.de/u/892340.html?utm_source=substack&utm_medium=email)

 

 

なぜこの判決は報道されないのか?

この裁判は、医学界やメディアではほとんど報じられていません。「麻疹ウイルスの存在」が揺らぐという事実は、世界中のワクチン政策や公衆衛生の前提を根底から覆す可能性があるからです。

 

 

 

それから10年以上が経った現在でも、「麻疹ウイルスが存在する」と証明された単一の科学論文は提出されていません。


歴史の闇に消された“勝利”

このランカ博士の勝訴は、ドイツ国内外の大手メディアではほとんど報道されていません。今もなお、「麻疹ウイルスの存在」を証明する確固たるエビデンスは皆無です。

 

 

 

あなたはこの裁判劇をどう受け止めますか?

 

 

 

“常識”とされてきたウイルス学の根本が、今まさに揺らいでいるのです

 

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