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『エコの裏に潜む危険:バイオプラスチックの衝撃的な真実』

エコの裏に潜む危険:バイオプラスチックの衝撃的な真実

 

私たちの日常生活に欠かせないプラスチック。その環境への悪影響が問題視される中、「環境にやさしい」と謳われるバイオプラスチックが注目を集めています。しかし、この「エコな代替品」は本当に安全なのでしょうか?

 

 

最新の研究でその安全性に重大な疑問が投げかけられています。その衝撃的な真実に迫ります。

 

 

 

従来のプラスチックが抱える問題

石油由来の従来型プラスチックには、発がん性や免疫機能の低下を引き起こすエストロゲン様物質が含まれています。環境負荷も大きく、持続可能性の観点からも問題視されてきました。

 

 

バイオプラスチック:期待と現実のギャップ

この問題を解決するために登場したバイオプラスチック。植物由来(遺伝組み換え作物)の原料を使用し、一部は生分解性を持つことから、「環境に優しい」選択肢として期待されてきました。しかし、最新の研究が明らかにした事実は、私たちの期待を大きく裏切るものでした。

 

バイオプラスチックの驚愕の内実

化学物質のるつぼ

43種類のバイオプラスチック製品を調査した結果、80%の製品に1000種類以上の化学物質が含まれていました。さらに衝撃的なことに、中には2万種類もの化学物質を含む製品も存在したのです。

 

隠された毒性

 

これらの化学物質は、試験管内の検査で従来のプラスチックと同様のエストロゲン作用の毒性や酸化ストレスを引き起こすことが判明しました。

 

参考文献

・Are bioplastics and plant-based materials safer than conventional plastics? In vitro toxicity and chemical composition. Environ Int. 2020 Dec:145:106066.

 

・Cytotoxicity assessment and suspected screening of PLASTIC ADDITIVES in bioplastics of single-use household items. Chemosphere. 2023 Feb:313:137494.

 

 

 

従来のプラスチックを上回る危険性

分解時のリスク

バイオプラスチックが分解される際、これらの有害な化学物質が環境中に放出されます。

 

毒性の比較

さらに驚くべきことに、バイオプラスチック粒子の毒性は、添加物単独の影響の5倍にも及ぶことが明らかになりました。バイオプラスチックは従来の石油由来プラスチックよりも高い毒性を持つことも同時に示されています。

参考文献

・Sublethal effects of bio-plastic microparticles and their components on the behaviour of Daphnia magna. Environ Res. 2023 Nov 1;236(Pt 2):116775.

 

・Biodegradable biopolymers: Real impact to environment pollution. Sci Total Environ. 2024 Oct 15:947:174445.

 

 

結論

「植物性」や「環境で分解可能」という魅力的な言葉の裏に、予想以上の危険が潜んでいることが明らかになりました。バイオプラスチックの使用には、従来のプラスチック以上の慎重さが求められるかもしれません。

 

 

私たちの健康と環境を守るために、「エコ」の名の下に隠された真実に目を向ける必要があります。バイオプラスチックの利用には、さらなる研究と慎重な対応が不可欠です。

 

 

 

そして、それよりも大事なことは、日常でプラスチック製品の使用を減らしていくことです。

(日本で流行しているエンバランスプラスチックについては、来週月曜日のウエルネスラジオで徹底検証していきます😃)

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