「血糖値スパイクの真実:糖尿病の歴史と隠されたメカニズム」
「糖尿病」という病名が誕生した背景をご存じでしょうか?
19世紀のヨーロッパ、特にフランスで「尿に糖が含まれる」ことが科学的に確認されたことが、糖尿病という病名の始まりでした。しかし、この病気の概念はさらに古代ギリシャやローマ時代にまでさかのぼります。
ギリシャ語の「diabetes」(サイフォン、通り抜ける)とラテン語の「mellitus」(蜂蜜のように甘い)が組み合わされ、患者の尿が甘い味を持つことに由来しています。
驚くべきことに、当時は尿を実際に味見して診断が行われていたのです!
しかし現代の糖尿病の定義は、この「尿中の糖」というシンプルな概念から大きく変わりました。
血液中のブドウ糖濃度やヘモグロビンA1c値で病状が決定されるようになり、過剰診断とも言える状況が生まれています。
「血糖値の乱高下」は本当に悪いのか?
現代医学は、血糖値の「乱高下」や「スパイク」を問題視します。しかし、これらが本当に悪いのか、その原因を十分に検証しているのでしょうか?
血糖値が異常に高くなる主な理由は、細胞が糖を利用できない状態に陥っていることです。そして、その背景には「プーファ過剰」が隠れています。
プーファ(PUFA)とは、魚油や植物油脂など、体温や室温で腐敗・酸化して毒性物質(過酸化脂質)を産生する「多価不飽和脂肪酸」のことです。これらの酸化した油が血中に多いと、細胞が糖を取り込むのを妨げ、いわゆる「インシュリン抵抗性」を引き起こします。
プーファ過剰と相まってデンプン質を過剰に摂取することで、高血糖を招きます。
穀物に代表されるデンプン質は、ブドウ糖しかありません。
その一方で、自然の甘味料(フルーツ、ハチミツ、ショ糖、メープルシロップなど)には、血糖値(血液中のブドウ糖濃度)を低下させる果糖(フルクトース)が1:1の割合で入っていますので、よほどのプーファ過剰がない限りはデンプン質のように高血糖を招きません。
したがって、高血糖を招くのは、「プーファ+デンプン質過剰摂取」ということになります。
自然の甘味料とデンプン質を一括りにして「糖悪玉説」を口角泡を飛ばして繰り返しているのは、無知・怠惰の極まりです。
血糖値が急低下する仕組み
一方、血糖値が急激に下がるのは、生命維持に不可欠な脳や赤血球がどうしても糖を必要としているためです。プーファが障害物として立ちはだかっていますが、インシュリンや細胞の必要性がその抵抗を克服して活躍し、血糖値を下げていきます。
真に危険なのは何か?
最も危険なのは、プーファ過剰の影響で高血糖が持続し、糖が細胞に取り込まれないままの状態です。この状態では、尿から糖が排出されて調整されることになります。
これが、真の糖尿病と言えるでしょう。
一方で、プーファを制限した「原始人食」のような生活を送ると、血糖値の乱高下すら起こらず、最適な血糖値が自然と維持されます。
血糖値スパイクは、体内のプーファが徐々に排出されるにつれて改善していきます。
結論:感情ではなく思考・俯瞰力で物事を捉える
「血糖値の乱高下は悪い」という主張は感情的なもので、真の科学的メカニズムを見失わせる危険があります。
糖尿病の本質を理解し、適切に対処するためには、プーファ過剰がもたらす影響を俯瞰的に分析することが不可欠です。
さあ、今こそみなさんの思考で「血糖値スパイクの真実」に目を向け俯瞰してみましょう。
そうすれば、「糖悪玉説」がいかに自然の摂理に反しているのかを腑に落とすことができます。