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『「静かなる退職」現象の真の原因〜俯瞰シリーズ』

 

 

「静かなる退職(quiet quitting・クワイエット・クィッティング)」とは、労働から心理的に遠ざかり、必要最低限の労働しかしないことを指します。「静かな退職(Quiet Quitting)」は、仕事とプライベートのバランスを重視する傾向があるZ世代を中心に、共感を得ています。

 

 

この言葉は、あるアメリカのキャリアコーチが、動画SNSのTikTokで「静かな退職(Quiet Quitting)」のフレーズを使った動画を発信したことがきっかけで、これまでのハッスルカルチャー(仕事に生きがいを感じる文化)に一石を投じる形となり、注目を集めました。

 

 

8/25(日)のameba timesの記事では、日本の会社の60%がすでに「静かな退職」状態にあるとしています。

 

 

 

「仕事はさぼった方が勝ち」という信念から、心療内科で「適応障害」なる診断名(そのような病気はありません)をもらって休職し、それでも8割の給料をもらって「ラッキー」とほくそ笑んでいる悪質な例もあるようです。

 

 

 

仕事にやりがいがないのは、スキルアップしても給料や待遇が変わらないばかりか、むしろ仕事が増えるばかりという現実を反映しています。

 

 

目標とするロールモデルが社内にいないばかりでなく、先輩たちの哀れな末路を見ると、「このままでは将来はない」と考えるのは当然だと思います。

 

 

必ずある一定の集団になると、共同作業で手を抜くものが出てきます。これを「働きアリも20%はぶらさがっている」という譬え話にされることがあります。

 

 

しかし、これは観察から得た推論の間違いです。自然界では、歪んだ人類社会とは違い、一見さぼって見えるものにも、観察者が認知できなかった個々の役割が必ずあります。

 

 

 

ヒトが共同作業で手を抜くのは、単なるエネルギー(糖のエネルギー代謝)の低下によるものです。エネルギーがないので、なるべくセーブモードにするというのが、エネルギーがない人のサバイバルの基本になっているだけです。

 

 

つまり、エネルギー量が回復すれば、これらの「手を抜く人」たちも、作業に積極的に従事するようになります。なぜなら、その方が「気持ちが良い」(つまり、創造的ということ)からです。

 

 

 

実は、この「静かな退職」という言葉を知ったときに、真っ先に思い浮かんだのが、先進国と呼ばれる国々を中心に起こっている社会現象でした。

 

 

 

会社ではなく、世界の大衆全体が国や世界あるいは地球や生命全体に対してコミットメントをせず、「静かな退職」状態にあるということです。

 

 

 

地球や生命全体に対してコミットメントするというのは、私たちを創造的に進化させて、よりよい社会を作り、かつ自然や他の生命体との共存をはかるということです(このコミットメントを阻んできたのが、“彼ら”です。)。

 

 

 

人類の「静かな退職」状態は、歴史上(現代だけではない)の大半の人類の特徴である『今だけ、金だけ、自分だけ」の”三だけ主義”に典型的に現れています。

 

 

 

「静かな退職」状態は現代人に限ったことではなく、”彼ら”が作った歪んだ社会は古代から人々を「三だけ主義」に陥れるものでした。

 

 

 

「静かなる退職」や「三だけ主義」は、優生思想、トランスヒューマニズム、サイバネティックス、唯物思想、ダーウィニズムやオカルティズムなど”彼ら”から生み出された思想の系譜につらなるものです。

 

 

 

これらの”彼が”人類の歴史に長期にわたって蔓延させた「歪んだ思考」が、古来より大衆に「静かな退職」を選択させて来たのです(今後、ニュースレターで詳しく連載していきます)。

 

 

 

私たちは、自然の一部である生命体なので、本来はこのような歪んだ思想とは真逆の生き方(世界、地球、生命体全体にコミットメントする)ができるのです(^_−)−☆。

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