女性のおしゃれの必需品として爪のマニキュアがあります。
最近では男性でも爪にマニキュアをしている人が出ています(♨️のLGBTQIAプロット成功例(^_−)−☆)。
マニキュアにジェルを塗って硬化させるやり方があります。
このジェル(Gel manicures)には、過酸化ベンゾイル(benzoyl peroxide)やオハイオの爆破で環境中に流出したアクリルエステル(acrylate)などの発ガン性物質が含まれています。
この発ガン性物質を含むジェルを硬くするために、紫外線照射を行います。
このマニキュアを硬化させる紫外線放射装置についての最新の研究が報告されています(DNA damage and somatic mutations in mammalian cells after irradiation with a nail polish dryer. Nat Commun 14, 276 (2023))。
ヒトの皮膚の角化細胞、線維芽細胞やマウスの胎児線維芽細胞を用いて、マニキュア紫外線装置を照射しています。
20分の照射で、20~30%の細胞が死滅しました。
20分の照射を三回行うと、70~80%の細胞が死滅しました。
細胞の変化を調べると、ミトコンドリアがダメージを受けて、過剰な活性酸素種が発生しています。
その後、遺伝子に突然変異が発生していました。
この結果は、現代医学の「がんの遺伝子変異仮説」を否定しています。
がん細胞に認められる遺伝子変異は、ミトコンドリアがダメージを受けることなどによる糖のエネルギー代謝の低下で起こるダウンストリームの現象にすぎないのです(拙著『ガンは安心させてあげなさい』)。
すでに、このネイル紫外線放射装置によって爪や手の甲にメラノーマや扁平上皮癌などの皮膚がんの発生が報告されています(Multiple dorsal hand actinic keratoses and squamous cell carcinomas: a unique presentation following extensive UV nail lamp use. Case Rep. Dermatol. 11, 286–291 (2019))(Biological and environmental exposure monitoring of volatile organic compounds among nail technicians in the Greater Boston area. Indoor Air 29, 539–550 (2019))(Skin cancer risk and the use of UV nail lamps. Australas. J. Dermatol. 59, 348–349 (2018))。
ジェルだけでも発ガン性を持ちますが、さらに紫外線装置をあてることで、より皮膚がんのリスクを高めるということです。
ネイルをどうしてもしなければならない場合は、紫外線装置を使わないものを選択することが大切です。また使用される基材の成分を調べてみましょう(^_−)−☆。