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『食べてはいけない“保存料”:亜硫酸塩〜リアルサイエンスシリーズ』

 

 

日本では原発推進のために、電気ガス代金が急騰しています。普通の家庭で、2倍前後、電気使用量の多い家庭では3〜5倍に急騰しています。

 

 

私たち日本人は、世界でも総合的に最も税金が高い国でどうやって生きていけるのでしょうか?

 

 

電気使用量の多い工場や中小企業は大打撃となっているはずです。

 

 

国家が♨️遊び人(額に汗して働くことはない)のマネーゲーム(日本の国債空売り、円安誘導)の犠牲になる現代システムそのものを捨て去らないと「安心立命」とはなりません。

 

 

さて、スーパーに並ぶすべてといってよいほどの食品に「保存料(Preservatives)」なるものが添加されています。

 

 

 

逆に保存料が入っていない食品を探す方が困難なくらいです。

 

保存料は食品添加物の王様といえる存在です。

 

 

 

保存料は、微生物殺傷、色の変化抑制(color stabilizing, antibrowning)、消臭や抗酸化作用によって消費期間の延長のために使用されます。

 

その代表的な保存料には、亜硫酸塩(sulphite)、パラベン、安息香酸、亜硝酸塩、酢酸などがあります。

 

 

 

今回は、野菜、果物(ドライフルーツ)、アルコール飲料、魚介類や医薬品などに大量に使用されている「亜硫酸塩(sulphite)」についてのレポートです。

 

昔から亜硫酸塩を含む食材や飲料摂取によるアレルギーとして喘息が有名でした(Sulfites and asthma. J Allergy Clin Immunol. 1984;74:469–72)(Allergic and Immunologic Reactions to Food Additives. Clin. Rev. Allergy Immunol. 2012;45:6–29)(Letter to the Editor: Two Major Phenotypes of Sulfite Hypersensitivity: Asthma and Urticaria. Yonsei Med. J. 2014;55:542–544)。

 

 

 

一般的には、亜硫酸塩は、副交感神経を過剰に刺激して嘔吐・嘔気、下痢、皮膚炎、蕁麻疹、鼻炎、呼吸困難(喘息、声帯浮腫)ショック(低血圧)などのアナフィラキシー、アトピー、アレルギー作用を持っています(Anaphylaxis after ingestion of sodium bisulfite. Ann Allergy. 1976;37:180–82)(Adverse reactions to the sulphite additives. Gastroenterol Hepatol Bed Bench. 2012 Winter;5(1):16-23)(Metabisulfite sensitivity: case report and literature review. Ann Allergy. 1985;54:115–21)(Clonal Mast Cell Activation Syndrome with Anaphylaxis to Sulfites. Int. Arch. Allergy Immunol. 2013;162:94–96)(Clinical effects of sulphite additives. Clin. Exp. Allergy. 2009;39:1643–1651)。

 

このようなショック症状を引き起こすのは、保存料の亜硫酸塩が体内で「亜硫酸ガス(二酸化硫黄, sulphur dioxide, SO2)」に変化することによるとされています。

 

皮肉なことに、これらのアレルギーやショック症状に使用されるステロイド薬(corticosteroid)やアドレナリン剤にも亜硫酸塩が保存料として使用されています(Sulphite content of Australian pharmaceutical products. Med J Aust. 1990;152:196–98)(Review of parenteral sulfite reactions. J Toxicol Clin Toxicol. 1992;30:597–606)。

 

 

 

亜硫酸塩は、その他にもビタミンB群(B1,B3,B6)などを破壊するため、間接的に糖のエネルギー代謝を低下させて、全身の臓器に悪影響を与えます(Effect of different cooking treatments on the residual level of sulphites in shrimps. Ital J Food Saf. 2022 Aug 11; 11(3): 10029)。

 

 

 

これらの食材に含まれる保存料の亜硫酸塩は、調理方法でもその残存量が変化します。

 

スチーム(蒸す)調理が他の調理法よりも、残存する亜硫酸塩が最も低下した結果が出ています(Effect of different cooking treatments on the residual level of sulphites in shrimps. Ital J Food Saf. 2022 Aug 11; 11(3): 10029)。

 

 

アトピー、鼻炎や喘息などのアレルギー症状が続く場合、これらの保存料にも留意してみましょう(^_−)−☆。

 

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