『糖尿病は“ハチミツ”で治す〜リアルサイエンスシリーズ』

 

ハチミツやショ糖などの糖質が糖尿病の根本治療になることを拙著『糖尿病は砂糖で治す』に詳述しました。

 

 

糖質というと、一般の人は強いアレルギーが起こるようです。

 

 

いかに“刷り込み(洗脳)”という現象がヒトという種にも有効であるかがよくわかる事例です。

 

 

この一般の人のアレルギーにのりかかり、糖質制限なる“ビジネス”もまだ健在です。

 

 

さて、その良質の糖質であるハチミツの心臓血管疾患(動脈硬化)に対する効果を調べた最新のメタ解析の研究論文が報告されました(Effect of honey on cardiometabolic risk factors: a systematic review and meta-analysis, Nutrition Reviews, 2022;, nuac086, https://doi.org/10.1093/nutrit/nuac086)。

 

 

この研究では、クローバー、ロビニア(robinia honey,ニセアカシアの花の蜜、アカシアより透明)、生ハチミツ(raw honey)は、血糖値を低下させる効果があることが確認されました。

 

 

 

さらに、心臓血管疾患のリスクの指標とされているコレステロールや中性脂肪の低下、さらには肝臓のダメージの指標となる酵素(ALT)も低下させることが明らかにされています。

 

 

糖のエネルギー代謝が低下している糖尿病では、コレステロールはホルモンに転換されないために高値になります。

 

 

この論文で感心したのは、血糖値を低下させるハチミツの作用が、ハチミツのフルクトース(果糖)にあることを記述していることです(Catalytic’ doses of fructose may benefit glycaemic control without harming cardiometabolic risk factors: a small meta-analysis of randomised controlled feeding trials. Br J Nutr. 2012;108:418–423)。

 

 

フルクトース(果糖)は、糖のエネルギー代謝を高めることは、拙著『自然治癒はハチミツから』で詳述したとおりです。

 

 

 

 

ロビニアハニー(アカシアハニーとして販売されていることが多い)やクローバーはとりわけ、フルクトース(果糖)の割合が高い(~40 to 44%)高フクトース・ハニーです(Honey does not adversely impact blood lipids of adult men and women: a randomized cross-over trial. Nutr Res. 2020;74:87–95)(A comparative analysis of Hungarian Robinia and milkweed honeys based on their chemical and physical characteristics. Acta Alimentaria. 2003;32:395–403)。

 

 

その他、この研究で興味深い知見は、炎症の指標(IL-6、NF-a)も上昇していることです。

 

 

これは、糖のエネルギー代謝が低下している現代人に起こることです。

 

 

具体的には、ハチミツの摂取によって体内のゴミ掃除(デトックス)が始まることを証明しています。

 

 

もちろん持続的な炎症(慢性炎症)や過剰な炎症は逆効果になりますが、ハチミツによる炎症は糖のエネルギー代謝が低下している現代人限定で起こる一時的な反応なのです。

 

 

糖のエネルギー代謝が高い人では、ハチミツ摂取でも炎症反応は起きません(拙著『ハチミツ自然治療の最前線』参照)。

 

 

ハチミツの臨床試験では炎症反応が低下する研究が多数ありますが、私たちの糖のエネルギー代謝次第(宿主説)によって炎症がオンになるのか、炎症が起こらないかが決まるのです。

 

糖尿病の根本原因であるプーファをフリーにするのが大前提ですが、良質の糖質こそが糖尿病の根本治療なのです(^_−)−☆。

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