日本政府は、オミクロンに対するワクチンを9月にも輸入開始することを決定しています。
このオミクロンに対するワクチンとは一体どのような代物なのでしょうか?
ファイザーやモデナは、当初オリジナルの武漢型にオミクロンBA.1をミックスした遺伝子ワクチンをブースターとして開発していました。しかし、現在は、主流のオミクロンBA.4 および5という変異型を含めたワクチンを開発しています(『F.D.A. Says Next Covid Boosters Should Target Omicron Subvariants』 The New York Times, June 30, 2022)。
しかし、日本に入荷予定のオミクロン対応遺伝子ワクチンは、オリジナルの武漢型にオミクロンBA.1をミックスした遺伝子ワクチンです。
オリジナルの武漢ウイルス株は2年前に消滅しています。
さらにオミクロンBA.1株は、現在の主流ではありません。
この米国でも時代遅れが指摘されている当初のオミクロン対応遺伝子ワクチンを日本に押し付けるということです。
このどうにもならない古いオミクロン対応ワクチンをなんと「現在主流の「BA・5」にも一定の効果」とプロパガンダしているのが日本のマスコミです(『「BA・5」にも一定の効果、オミクロン株対応ワクチンを9月にも輸入開始』 読売新聞オンライン、2022/08/06)。
もちろん、輸入予定のオミクロン対応ワクチンの安全性・効果は検証さえされていません。
「BA・5」にも一定の効果があるというのも、何のエビデンスもなく、“期待される”としているだけです。
そもそも遺伝子変異しやすいウイルスに対して、予防目的でワクチンを事前に製造することはできません(ワクチンがそもそもサイエンスではない一つの理由)。
前年度に予測して製造したインフルエンザウイルスワクチンが、実際の流行の株と合わないという滑稽さをメインストリームの医学は無視してきました。
日本のオミクロン対応ワクチンの爆買いは、ワクチンがサイエンスではないことを証明しています(単なる権力者の圧力によるもの)。
ワクチンは、現代医学・薬学がリアルサイエンスには程遠い権力者の道具であることを傍証しています(^_−)−☆。