私たちが草食で生きていけない理由はリアルサイエンスでは明確にされています。
その中でも、重要な要因は、「タンパク質」にあります。
タンパク質はある一定量を摂取しない限り、筋肉が痩せていくだけでなく、細胞の機能・構造も維持できなくなります。
そのタンパク質源としての野菜などの植物は、果たして私たちの体の機能・構造をキープする持続的な栄養源なのでしょうか?
最新の研究で、動物性と植物性タンパク質の利用効率(bioavailability)および細胞吸収率(cellular uptake/utilization)を比較した実験が報告されています(Characterization and Cellular Uptake of Peptides Derived from In Vitro Digestion of Meat Analogues Produced by a Sustainable Extrusion Process. J. Agric. Food Chem. 2022, 70, 26, 8124–8133)。
その結果、植物中のタンパク質は動物性と比較して、利用効率は30%、細胞吸収率は40%-60%低下することが分かりました。
これは、摂取した野菜や大豆に含まれるタンパク質は、動物性と比較して30%は全く利用されないこと(便やバクテリアの餌に消える)、そして半分程度しか細胞に吸収されないことを示しています。
今回の研究では、植物性タンパク質は、動物性のように分解されにくいことがその理由として挙げられています。
また、植物性タンパク質の分解物(ペプチド)血液(水)に溶けにくいことも利用効率、吸収率の低下を招いていることが指摘されています。
大豆などの植物性タンパク質は、エストロゲン作用があるため、タンパク質の同化作用(吸収して筋肉や細胞成分として利用される)がさらに低下します。
エストロゲンは異化作用(筋肉分解)を引き起こす代表的なストレスホルモンだからです。
したがって、大豆などの植物性タンパク質にタンパク質源を頼ると、タンパク質不足に陥ることになります。
ビーガンやベジアタリアンになってから体調が徐々に低下していることに気づかずに、精神・神経疾患、自己免疫疾患やガンなどになって初めてご相談に来られる方が非常に多いです。
世界経済フォーラムが推進する「持続可能な発展(SGDs)」というプロパガンダを背景にしたゲイツ君たちのベジタリアン・ミートや培養スライムミートは、私たちの心身が異化作用で崩壊していくデザインになっているのです(^_−)−☆。