現在(2022年5月22日~26日)、ダボスでシュワブが今年の会議を開催しています。
その中では、先日ウエルネス・ラジオでもお伝えした、パンデミックなどの“人工的”な緊急事態に対して国家を超えて世界保健機構(WHO)に権限をもたせる取り決め(WHO global pandemic treaty)を行なっています。
もちろん奴隷国家の日本もこれに加盟しています(『STRENGTHENING WHO PREPAREDNESS FOR AND RESPONSE TO HEALTH EMERGENCIES』U.S. MISSION GENEVA, JANUARY 26, 2022)。
世界は“一つ”ということです。
さて、最近は外食の際にテーブルについて家族やカップルが一切顔を見て話をすることがない光景が普通になっています。
彼らは、食事中も自分の携帯でチャットやドラマを見ているのです。
現代人は、人間という生き物の基本、いや生命体の基本を蔑ろにする“彼ら”のアジェンダにすっぽりはまり込んでしまった様です。
若者の間でも激増しているうつ病、不安神経症などの精神の問題がここにあることに気づかずに・・・・・
最新のランダム化比較臨床試験で、TwitterやTikTokなどのソーシャルメディア断ちを1週間行っただけで、顕著に抑うつ症状や不安が軽減したことが報告されました(Taking a One-Week Break from Social Media Improves Well-Being, Depression, and Anxiety: A Randomized Controlled Trial. Cyberpsychol Behav Soc Netw. 2022 May;25(5):287-293)。
FOMO(フォーモ)という略語があります。「fear of missing out」の略語で、「取り残されることへの恐れ」という意味です。
日本語のサイトにFOMOのわかりやすい解説がありましたので、転載します。
(転載開始)
インターネットやソーシャルメディアの発達により情報が溢れるようになったことで、人々は常に周りが発信する最新情報に触れ続けていないとすぐに置いていかれる、継続的な関係が保てなくなる、成功へのチャンスを逃してしまう、といった恐怖を感じるようになり、このような言葉が生まれた。
毎日のように会っている友人同士でも四六時中つながっていないと安心できず、グループのチャットなどで少しでも連絡が途絶えると自分の知らないところで何か話が進んでいるのではないか、と疑心暗鬼になってしまう。
「JOMO(ジョーモ, joy of missing out):取り残されることの喜び」という言葉も生まれている。常に最新の情報を追い続け、誰かと繋がっていなければいけないという不安から解放され、むしろ積極的に受信する情報をコントロールすることで自分の生活に充実感を取り戻そうとする動きだ(『FOMOとは・意味』 IDEAS FOR GOOD)
(転載終了)
この取り残されるという不安は、昔の村八分と同じものです。
しかし、現在のメインストリームのソーシャルメディアは、完全にコントロールされたヴァーチャルなものであり、村八分のようなリアルな関係ではありません。
権力者たちは、大衆にこのようなフェイクな情報にも取り残されるという心配を植え付けたことに成功したということです。
ソーシャルメディアから「取り残されることの喜び(JOMO)」(social media detox)こそは、現代の澱んだ抑うつ、恐怖や不安の根本的な解決法であることを最新の研究が示しているのです(^_−)−☆。