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『不調が常態化すると不調と感じない〜リアルサイエンスシリーズ』

 

ビーガン、ベジタリアンの疫学的研究は、質の低いものやバイアスを多いというエビデンスをお伝えしました。

 

 

やはり、現役でビーガン、ベジタリアンをやっている方は不快だったのでしょう。

「健康に過ごしておりますし、不調を招いてもいません。周りにもそういう人が沢山います。健康診断の結果が劇的に良くなった方もいます。

 

逆に不健康な人は居ません。劇的に…や、著しく…という表現には違和感を感じます。

 

全ての記事を読んでないし、先生の理屈を否定する気は全くありませんが、自分の経験から、メッセージさせて頂きました。

 

自分的には健康の為にヴィーガン食は勧めませんが、そう言う人達も居る事をお知らせしておきます。

 

いつも貴重な情報をありがとうございます。

お忙しい中ありがとうございました。」

 

 

という貴重かつ典型的(エストロゲン過剰)なコメントを頂きました。

 

 

先日、ハチミツ療法ジュニア(初級)コースのご質問の中で、同じくビーガンを10年やっていた方からのコメントが寄せられました。

 

 

お子さんが5歳なのですが、すでに白髪が生えてきたことで、ようやく自分やお子さんの不調の原因がビーガン食にあったことを自覚したということでした。

 

 

私のところに相談に来られる方も、ビーガンやベジタリアンあるいは糖質制限を長年行って多臓器不全という末期状態になってからが多いです。

 

 

上記の正反対のコメントはいずれも逸話(anecdote)レベルであって、確固たるエビデンスとは言えませんが、これはいずれもその人にとっては主観的に真実です(客観的事実は違います)。

 

 

まず不調そのものが常態化している人は、不調を不調と自覚できないことです。

 

これを心理学では「慣性の法則」といいます。

 

 

現代では、マスク強制着用解除になっても、まだマスクをしたままの人が大半です。

 

これもマスク常時着用に心理的な“慣れ”が生じたからです。

 

 

不調が常態化した人も、それに心理的な慣れが生じて、不調を主観的に自覚できなくなります。

 

 

これは私自身の逸話でも同じ体験があります。

 

 

私もベジタリアンやオメガ3過量摂取していた時期があり、その当時は不調を感じることができませんでした。

 

 

ただ、私の場合は、同じ職場でなぜ自分だけが疲れやすくて、ストレス耐性が低いのかという原因を突き止める勉強をしていく中で、野菜やオメガ3が糖のエネルギー代謝を落とすものであることを自覚し、それを止めることで劇的に心身が蘇って救われました。

 

 

心身が健全に回ることで、初めて自分の不調を気付くことができます。

 

本当の精神病やサイコパスの人は、「自分の精神は決して病んでいない」と主張するのと同じです。

 

 

ひょっとしたら自分がおかしいのかも・・・・と考える人は精神病やサイコパスではありません(^_−)−☆。

 

 

あるいは元来心身が健全である人であれば、不調に気付くことができます。

 

 

ちなみに、食事を変更して“一時的”に心身の不調が改善することがありますが、これにも理由があることは拙著『メタボリックスイッチ』等で詳述しています。

 

 

糖のエネルギー代謝が低下すると、冷静に俯瞰したり、学習したりすることができません。

これは、大脳の思考には多大なエネルギーが必要とされるからです。

 

 

ビーガンや糖質制限の方たちは、残念ながらそのようなエネルギーが残されていないことと、ストレスホルモンが高い状態にあるために、感情的な反応(すぐにキレる、すぐに行動に出る、抱える葛藤が大きい)が主体となってしまうのです。

残念ながら、SNSの世界だけでなく、一般の大衆レベルでも、ほとんどがこのタイプの人で埋め尽くされています。

 

自分だけが好きでやる分には何をやっても構いませんが、他人や子供を巻き込んではいけません。

自分と反対のエビデンスや意見があるのなら、少しでも良いので自分のやっていることに固執せずに冷静に俯瞰してみることです。

 

 

私たちシステム内で管理されている現代人は、「超」がいくつもつくくらいの近視です。

 

自分の見ている世界、自分の信じている世界などは極々小さな限られたものです。

 

少しずつで良いですから、糖のエネルギー代謝を回していくという生命の基本を学んで実践しいく中で視野をもっと拡げていきましょう(^_−)−☆。

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