現代医学のプーファ詐欺の前に準備されていたものが、「コレステロール神話」です。
この嘘情報を現代医学に定着させることで、誰が濡れ手に粟で膨大な利益をあげるのかは、後日お伝えします。
オメガ3礼賛と同じく、いまだに「悪玉コレステロール説」という噂話(エビデンスなしの偽情報)の提灯持ち論文ばかりが掲載されています。
コレステロールには2種類あります。
肝臓から全身の組織に配られるタイプのコレステロールをLDLコレステロールと呼びます。
逆に全身の組織、血液から肝臓にバックしてくるコレステロールをHDLコレステロールと呼びます。
このいずれのコレステロールもそれぞれ重要な働きを持っています。
現代医学とそれに追随する一般健康ポップカルチャーが持ち出したdisinformationは、
「HDLコレステロールは善玉」(thesis)
「LDLコレステロールは悪玉」(anti-thesis)
というアジェンダ(他民族抹殺)を達成するための二元論です。
彼らの得意とするヘーゲルの弁証法です(^_−)−☆。
- 問題創作:「LDLコレステロールは悪玉」
- 反応:現代医学、マスコミのプロパガンダ「悪玉コレステロールで血管が詰まる〜」
- 解決策:「コレステロール降下剤を飲みましょう!」
このコレステロール降下剤は、プーファと並ぶ危険な毒性物質であることをじっくりとお伝えしていきます。
さて、私たちの体は構造がしっかりと安定した上で、機能が発揮されることで形態形成維持がつつがなく回っています。
10年前の講義から一貫してお伝えしている内容が、この「構造と機能」の両輪が回ることが生命の基本であるということです(拙著『ガンは安心させてあげなさい』参照)。
構造が壊れると機能はなくなります。
またその逆も真です。
機能がなくなると構造をキープできません。
この構造・機能の両輪が回ることが生命の基本なのです。
そしてこの両輪を回すものが、「糖のエネルギー代謝」です。
さて、悪玉と糾弾されているLDLコレステロールは、この構造を安定化させるのに必須の物質です。
細胞の構造、さらには染色体の構造など基本的な骨格を作っています。
LDLコレステロールが欠乏すると、構造が維持できないため、機能にも悪影響を及ぼすのです。
コレステロール(LDLコレステロール)が低値になると、染色体異常がでるだけでなく、細胞の正常な分裂が止まります(Cholesterol is essential for mitosis progression and its deficiency induces polyploid cell formation. Cell Res. 2004 Oct 15;300(1):109-20)(Cholesterol starvation decreases p34(cdc2) kinase activity and arrests the cell cycle at G2. FASEB J. 1999 Aug;13(11):1359-70)。
ダウン症候群も染色体異常ですが、これらは現代医学ではよく「先天性(congenital)」という言葉を当てはめます。
それは大間違いであり、現代医学が「先天性(congenital)」や染色体あるいは遺伝子異常としているものは、環境中の毒物がもたらした後天性(acquired)のものです。
さて、2012~2015年にかけて、実際にマウスにおいて肝臓のコレステロール合成をブロックした研究結果が報告されています(Liver-specific deletion of 3-hydroxy-3-methylglutaryl coenzyme A reductase causes hepatic steatosis and death. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2012 Aug;32(8):1824-31)(Liver-specific deletion of 3-hydroxy-3-methylglutaryl coenzyme A reductase causes hepatic steatosis and death. Arterioscler Thromb Vasc Biol. 2012 Aug;32(8):1824-31)。
それらのマウスは死亡しました。
肝臓だけでもコレステロール合成できないと死亡したのです。
受精卵でLDLコレステロールを欠乏させると、胚細胞になって胎児になることができませんでした(Developmental processes regulated by the 3-hydroxy-3-methylglutaryl-CoA reductase (HMGCR) pathway: highlights from animal studies. Reprod Toxicol. 2014 Jul;46:115-20)。
たかがマウスの実験となめてはいけません。
ヒトの臨床研究においても、コレステロール値(LDLコレステロールも)が低下するとガン、心臓血管疾患、脳卒中、自殺死、自傷行為、暴力、不妊、感染症、あらゆる原因での死亡率が増えるという相関関係が明らかになっています(Low serum cholesterol and mortality. Which is the cause and which is the effect? Circulation. 1995 Nov 1;92(9):2396-403)(Serum total cholesterol levels and all-cause mortality in a home-dwelling elderly population: a six-year follow-up. Scand J Prim Health Care. 2010 Jun;28(2):121-7)(Association between low density lipoprotein and all cause and cause specific mortality in Denmark: prospective cohort study. BMJ. 2020 Dec 8;371:m4266)。
これが嘘だと目を覆い隠す人は、病院から処方されるコレステロール降下剤(スタチン製剤)の説明書の副作用の欄をよく眺めてください。
ヒトの受精卵でも権力者お得意の遺伝子操作を施して、コレステロール合成を廃絶すれば、マウスと同じく死亡するのは間違いありません。
まずはコレステロール、とくに細胞の構造を安定させるLDLコレステロールの重要性を再確認しておいてください(^_−)−☆。