Book

『人工新型コロナは実在するが、自然界にウイルスは存在しない』

 

いつも励ましを頂いている医師から、以下のご質問がありましたので、その回答をシェアしたいと思います。

 

(ご質問)

アメリカの研究所と7つの大学が、「新型コロナは実在しない、架空のウイルスである、大がかりな詐欺である、として、CDCを訴えた」という投稿記事を読んだのですが、これは真実でしょうか?

 

(回答)

この記事の元を調べると、Global researchというサイトの2021年12月のものでした(『“Is the Virus Fictitious”? Laboratories in US Can’t Find COVID-19 in One of 1,500 Positive Tests』Global Research, December 16, 2021)。

 

 

新型コロナウイルスは、いわゆる現代医学の“分離法”においては、2020年2月(オンライン版)に『ネイチャー』誌に発表された中国の研究を嚆矢として、新型コロナウイルス感染者とされる人から分離したという報告が相次いで世界中で発表されています(A new coronavirus associated with human respiratory disease in China. Nature. 2020 Mar;579(7798):265-269 )(https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/?term=isolation+whole+genome+sequencing+sars-cov-2)。

 

新型コロナウイルスの全遺伝子配列が遺伝子バンクに登録されたのは、最初の報告より前の2020年1月5日です(https://www.ncbi.nlm.nih.gov/nuccore/MN908947)。これは、最初から用意してあった(つまり人工ウイルス)と考えると辻褄が合います。

 

 

この「新型コロナウイルスを患者から分離した」という論文では、遺伝子配列を決定する際に使用するPCR法が不適切(増幅サイクルが35回以上だと無関係な遺伝子を増幅する)なものも散見されます(Rapid, sensitive, full-genome sequencing of severe acute respiratory syndrome coronavirus 2. In: Emerging Infectious Diseases 26.10 (2020), S. 2401-2405)(Rapid whole-genome sequencing using multiplex PCR amplication and real-time Oxford Nanopore minion sequencing enables rapid variant identication of SARS-COV-2. In: Frontiers in Microbiology 12 (2021))。

 

私が、最近のドイツの研究報告(名前は載せていない)で驚いたのは、中国の最初の全遺伝子配列を決定する方法(de novo meta-transcriptomic assembly)でコンピューター上で同じシミレーション実験(bioinformatics approach)を行うと、同じ結果が再現できなかったというものです。

 

 

さらに、多数の遺伝子配列がヒトの遺伝子由来(ribosomal ribonucleic acids of human origin)であったといいます(『Structural analysis of sequence data in virology An elementary approach using SARS-CoV-2 as an example』By a mathematician from Hamburg, who would like to remain unknown)。

 

遺伝子配列を決定するためには、新型コロナウイルス感染者とされる人の気管支肺胞洗浄液(bronchoalveolar lavage fluid)や鼻や口腔内から綿棒で採取したものを標本として、遺伝子を抽出しています。

 

この標本から抽出したとされる新型コロナウイルスの遺伝子は、ヒト(さらには無関係な)の遺伝子が混じっているということです。

 

 

この研究では、エイズウイルス、肝炎ウイルス、エボラウイルス、麻疹ウイウルス、マーブルウイルスなどでも、同じ現象が認められたとしています(ウイルスの遺伝子配列にヒトの遺伝子が混じっている)。

 

 

この中国の実験でもそうですが、いわゆるコントロール実験を置いていません。

 

 

コントロール実験とは、感染者でないヒトの標本も採取して遺伝子配列を決定し、比較することです。

 

また過去記事でもお伝えしたように、遺伝子配列を決定する方法(sequencing)そのものが抱えるエラーが指摘されています(Insight into biases and sequencing errors for amplicon sequencing with the Illumina MiSeq platform. Nucleic Acids Res. 2015 Mar 31;43(6):e37)(Analysis of error profiles in deep next-generation sequencing data. Genome Biol. 2019 Mar 14;20(1):50)。

 

 

この研究の結果は、「ウイルスと呼んでいるものは、生命体から排出されるエクソソームという粒子である」という私のかねてからの持論を傍証しています。

 

こういった無名の研究者の報告は、査読(peer-review)を通っている医学雑誌のそれとは信頼度が比較にならないと批判するむきもあるでしょう。

残念ながら、その批判は「ニュー・ノーマル」では通用しません。

 

 

なぜなら、査読(peer-review)というのは、現在は権力者の監視(censorship)とイコールだからです。

 

 

無名でしか投稿できないのは、システム内で生きていく場合にその研究者の研究生命が絶たれるからです。

 

 

何より、この研究報告では、誰にとっても何一つ利得になることがありません。

 

 

アジェンダに反対するように見せかける「コントロール・オポジション」にもなっていません。

 

 

したがって、この無名のドイツの研究は、権力者の監視(censorship)を受けている一流医学雑誌よりもはるかに信頼できます。

 

 

以上の研究内容と拙著でもお伝えしたエビデンスから、私の現時点での考えは以下になります。

 

 

・ヒトの標本から新型コロナウイルスを分離して遺伝子配列を決定したというのは、その中に他の遺伝子も混じっている可能性が高い。

 

・そもそも、自然界では病原性ウイルスなるものは存在せず、すべて生命体由来のエクソソームである。

 

・世界中で報告された“分離した”という内容の研究も、本当に分離したのはエクソソームである。

 

・今回の研究内容も、標本にヒトの遺伝子が混じっているのではなく、元々ヒト由来のエクソソームを調べているだけということになる。そのエクソソームを分離するときにも、他の遺伝子のコンタミが生じていることをこの研究では明らかにしている。

 

・しかし、拙著のエビデンスの他にも、それらの遺伝子配列が特許になっている事実をつなぎ合わせると、エボラや新型コロナウイルスは人工ウイルスとして作成されていて、環境中に不定期に散布されている(糖のエネルギー代謝の低い人は、この暴露でも風邪や呼吸器症状を出す)。

 

・これに暴露した人は高い確率でPCR陽性になるが、暴露していない人でも陽性となることがある。新型コロナウイルスがコウモリのエクソソームから作成されている。そのエクソソームの遺伝子配列は、拙著や今回の研究でも明らかになったようにヒトの遺伝子配列を含むので、暴露していない人でも陽性となることがある。

 

したがって、「新型コロナは実在しない」というのも誤解を招く主張であり、正しくは何度もお伝えしているように、「人工新型コロナウイルスは存在するが、自然界に病原性ウイルスなるものは存在しない(大衆のコントロールの道具として利用してきた)」ということが現時点での私の解釈となります。

関連記事

  1. 『ワクチンにビタミンDブロックの酵素が入っているのか?』

  2. 『現代医療のインセンティブは?〜俯瞰シリーズ』

  3. 『抗ウイルス薬も耐性をつくる〜リアルサイエンスシリーズ』

  4. 『夕食にもケロッグのシリアルを!〜俯瞰シリーズ』

  5. 『ニュースの作り方:医学論文→ポップカルチャーでの事実捻転!』

  6. 『私たちの10年後:何も所有していないけど幸福?』

  7. 『なぜせき止め薬の乱用されているのか?』

  8. ◆TUEET(エーテルエネルギー学会) ニュースレター ◆  『量子の…