日本でも新型コロナフェイクパンデミックの前には、ジムなどでの筋トレブームがありました。
ジムが再開された後も、マスク着用や人数制限などがあり、かなりの人がジムを去ったと思います。
しかし、心身がより健康になり、活力を取り戻すためには、まずは「筋トレ」ではありません。
いつもお伝えしているように、まずはプーファフリーからです。
最新の研究で、「心臓病のリスク因子を減らすためには、体脂肪を減らすことは筋肉を増やすことよりもはるかに重要である」という結果が報告されています(Body muscle gain and markers of cardiovascular disease susceptibility in young adulthood: A cohort study. PLoS medicine. 2021 Sep;18(9);e1003751)。
この研究で、心臓病のリスク因子としているのは、血糖値、コレステロール、トリグリセライド、アポリポ蛋白B、インスリン、クレアチニン、C反応性蛋白など228項目です。
これらの指標の異常は、心臓病だけでなく、あらゆる慢性病のリスク要因でもあります。
この中でも、思春期から若年成人期に体脂肪が減った人は、25歳時点で高血糖や炎症反応、高LDLコレステロール血症などの心血管リスク因子を有している割合が、同じ期間に筋肉量が増えていた人よりも有意に少ないという結果でした。
これをリアルサイエンスで解説すると以下のようになります。
血糖や炎症反応が高いというのは、プーファ過剰によります。
また、LDLなどのコレステロールが高いこと自体も甲状腺機能低下(=糖のエネルギー代謝低下)のサインを示しています。
つまり、この結果は、プーファを体内に蓄積していない方が、筋肉をつけるよりも健康状態が優れている(=糖のエネルギー代謝が高い)ことを示唆しているのです。
この研究では、筋肉を増やすことは悪いことではないが、18歳以降に筋肉を増やしても、心臓病のリスク要因を減らす効果は弱いとしています。
もちろん、体脂肪(現代人はプーファ)の減少を狙うのではなく、初めから過剰な体脂肪(プーファ)が蓄積しないようにする(プーファフリー)ことが先決であることは言うまでもありません(^_−)−☆。