先日のハチミツ療法協会の講義で、次作に持ち越しとなった重要な話をいたしました。
それは、現在流通している食品、サプリ、化粧品、生活用品、ワクチン、医薬品などの私たちの体に日常的に吸収されているものに添加されている物質の危険性についてです。
最新の研究でも、この物質を食品などか日常的に摂取されているよりもはるかに少量を大気中から吸い込むだけでも、肺や関節(全身にも)に炎症を引き起こすことが報告されています(Ac-SDKP Attenuates Activation of Lung Macrophages and Bone Osteoclasts in Rats Exposed to Silica by Inhibition of TLR4 and RANKL Signaling Pathways, Journal of Inflammation Research 2021:14 1647–1660)。
その物質とは、一時健康ポップカルチャーでも流行したケイ素(シリカ、二酸化ケイ素)です。
シリカはガラスですから、私たちは食品などにガラスの粉を入れていることになります。
シリカのナノ粒子は、前述した食品、医薬品、ワクチン、サプリメント、日常生活用品に使用されています。
ナノ粒子そのものが炎症を引き起こしますが、シリカはエンドトキシン(内毒素)と同じ強い炎症を引き起こす可能性がある(TLR4刺激)ことが指摘されています。
今回の研究では、関節リウマチの病態である骨の破壊と同じメカニズムがシリカ粒子を吸い込むことによってもたらされることも判明しました。
シリカを吸い込むことによる肺がん(中皮腫)の発生は、アスベストで証明されています。
シリカを皮膚から塗ることで卵巣がんなどのリスクが高まることも、タルクで証明されています。
アスベストもタルクもシリカが主成分です。
このような強い炎症を引き起こす毒物が広く私たちの食品や日常生活品から摂取されているのですから、現代人はちょっとしたトリガー(環境中に浮遊する遺伝子の破片、エクソソームなど応対で、いつ発症してもおかしくない状態になっているのです。
シリカはクリスタルとして眺めるもので、私たちの体内に入れるものではありません(^_−)−☆。