米国は世界最新の医療技術とシステムを持っているにも関わらず、あらゆる指標で他の先進国よりも国民全体の健康度が劣っています。
米国と人口構成が似ているヨーロッパの5カ国(英国、ドイツ、フランス、スペイン、イタリア)と年齢別あるいは超過死亡数を検討した研究が報告されています(Excess mortality in the United States in the 21st century, PNAS April 20, 2021 118 (16) e2024850118)。
超過死亡数(Excess mortality)というのは、例年の死亡数から予想される死亡数(あらゆる原因を含む)を上回る死亡者の数のことです。
この研究では、米国の2017年の超過死亡数は、400,700人と見積もられています。
それでは、新型コロナウイルス感染症が騒がれた2020年の米国の超過死亡数に寄与した新型コロナ感染関連死亡者数はどのくらいでしょうか?
さぞかし多いと思いきや、米国疾病予防センター(CDC)のデータでは、376,504人でした。
この数は、過去記事でもお伝えしたように、交通事故などの他の原因も新型コロナ感染関連死亡者とカウントして一杯一杯に膨らました数です(^_−)−☆。
それでも2017年の超過死亡数を下回っています。
さらに・・・・・
早死にすることによって失われた年数を指標とすると、よりその死亡が社会にとって大きなインパクトがあったということを知ることが可能になります。
それを「損失生存年数(Years of Life Lost: YLL) 」と呼んでいます。
この損失生存年数(YLL)で2017年および2020年の超過死亡を算出すると以下のようになりました。
2017年は1,302万年
2020年は441万年
の損失生存年数でした。
つまり、2020年にあれだけ騒いだ新型コロナ感染関連死亡(膨らまし粉でいっぱいまで膨らました(^_−)−☆)が与えたインパクトは、2017年の1/3程度だったということです。
この差は、新型コロナ感染で亡くなったとされている人たちは、高齢者に集中していることが大きな要因になっています。
つまり、米国において、2017年を基準にすると、他の原因(生活環境の悪化による慢性病です(^_−)−☆)で若くして命を落としていることが浮き彫りになったということです。
新型コロナ感染のおかげで超過死亡が増えたと念仏を唱えていますが、その実態は、一般の国民の生活環境(経済的貧困化も含む)の悪化の方が本当に社会にインパクトをもたらす要因になっているということです。
もちろん権力者たちのシステム(今回のロックダウン政策も含む)によって私たち一般の国民の健康度は著しく悪化しているのです。
この事実を隠すためにも、新型コロナ騒ぎは有効だということです。
ちなみに、現在、急に感染を煽っている日本は、2020年も超過死亡が認められなかった(例年と同じ死亡数)ことは過去記事でもお伝えした通りです(^_−)−☆。