欧州医薬品局(EMA)が英アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンが「安全かつ有効」との認識を示したことを受け、フランス,ドイツ、アイルランド、イタリアなどの欧州各国のほか、カナダ、インドネシアなどが3月19日にも、同社製ワクチンの接種を再開、もしくは再開する方針を表明しています(『COVID-19 Vaccine AstraZeneca: benefits still outweigh the risks despite possible link to rare blood clots with low blood platelets』 EMA, 18/03/2021)(『Countries resume AstraZeneca vaccine rollout after reassurances』 Al Jazeera, 19 Mar 2021)。
ゲイツ君たちから早速圧力がかかったのでしょう。
2021年2月末に、ファイザー、モデナ、アストラゼネカの新型コロナ遺伝子ワクチンの緊急使用を許可した欧州医薬品庁(European Medicines Agency (EMA))に対して、欧州の医師や研究者たち12名が共同で、遺伝子ワクチンの安全性に関する公開質問状を送っています(『Urgent Open Letter from Doctors and Scientists to the European Medicines Agency regarding COVID-19 Vaccine Safety Concerns』Doctors for Covid Ethics, 28 February 2021)。
この公開質問状の内容を読むと、遺伝子ワクチンが血管を詰まらせるデザインになっていることが分かるようになっています。
少し長いですが、その内容をご紹介したいと思います。
1.遺伝子ワクチンは筋肉注射されるため、血管から全身の組織に入ることが予想される。承認した3つの遺伝子ワクチンによってこのようなことが実際に起こるのか、臨床試験前段階の動物実験のデータのエビデンスを要求する。
2.そのようなエビデンスがない(全身の細胞に取り込まれない)とすると、遺伝子ワクチンのナノ粒子(遺伝子入り)は、血液内を浮遊して血管内皮細胞に取り込まれるはずです。特に、血流速度が遅い小さい血管や毛細血管で起こりやすくなるはずです。このように血管内皮細胞に遺伝子ワクチンが取り込まれる可能性を臨床試験前の動物実験で評価しているならば、そのエビデンスを求める。
3.そのようなエビデンスがないならば、遺伝子ワクチンの核酸(人工RNA)から産生されるはずのウイルスのスパイクタンパク質は、血管ない細胞によって、抗原提示(ゴミであるという標識)されるはずである。その場合、リンパ球(CD8)がそれに反応して炎症を引き起こす。このようにスパイクタンパク質を抗原提示した血管内皮細胞にリンパ球(CD8)が反応して炎症を起こす可能性を臨床試験前の動物実験で評価しているならば、そのエビデンスを求める。
4.もしそのようなエビデンスがないのであれば、血管内皮に炎症が起これば、血小板が活性化して全身の血液が凝固するはずである。このように全身の血液が凝固する可能性を臨床試験前の動物実験で評価しているならば、そのエビデンスを求める。
5.もしそのようなエビデンスがないのであれば、血管が閉塞するため、脳、脊髄、心臓などの臓器に虚血性障害が起こるはずである。その場合、血小板や凝固因子が消費されて出血傾向(DICと言います)になって、出血性の脳梗塞なども起こるはずである。このような血管閉塞や出血傾向を引き起こす可能性を臨床試験前の動物実験で評価しているならば、そのエビデンスを求める。
6.新型コロナウイルスは、血小板のACE2受容体に結合して、血小板を過剰興奮させる(これによって、血小板が凝固して消費される)。実際に新型コロナウイルス感染の重症例では、血小板減少が認められる。また、ファイザーの遺伝子ワクチン接種後に血小板減少が認められている(米国の医師の死亡例)。このように血小板が過剰刺激を受けて、出血傾向になる可能性臨床試験前の動物実験で評価しているならば、そのエビデンスを求める。
7.世界中を駆け巡った新型コロナウイルス感染によって、多数の感染関連死亡(これは診断コード詐欺です(^_−)−☆)をもたらしたパンデミックとなった。ワクチンの緊急使用が承認されたときには、すでに大多数が感染していたことと、パンデミックの状況ではなくなったため、新型コロナウイルスは各国政府の緊急の脅威にはなってはいなかったはずである。したがって、欧州医薬品局が3つの遺伝子ワクチンの緊急使用を認めなければならないような緊急事態が実際に存在したというエビデンスを求める。
以上のエビデンスを提供しない限りは、3つの遺伝子ワクチンの緊急承認撤回を求める。これらの質問に回答せずに、現在欧州医薬品局が行っていることは、人体実験であり、ニュルンベルグ綱領違反(in violation of the Nuremberg Code)である。
以上が翻訳と概要です。
この質問状の内容は、リアルサイエンスに基づく回答が必要とされるため、欧州医薬品庁(EMA)は何も回答できないでしょう。
最近老化兆候の著しいファウチも先日、メキシコのコメディアンの素朴な遺伝子ワクチンへの質問に何一つまともに回答できませんでした。
昨年からお伝えしてきたように、権力者の横暴に対処するには、リアルサイエンスが最大の武器なのです(^_−)−☆。