『新型コロナの抗ウイルス治療も全滅!』
世界保健機関(WHO)による新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の入院患者に対する抗ウイルス薬4剤の効果を検討する連帯治験(WHO Solidarity Trial)の中間解析結果が発表されました(N Engl J Med. 2021 Feb 11;384(6):497-511.)。
レムデシビル、ヒドロキシクロロキン(ハイドロキシクロロキンと次作では表示)、ロピナビル(LPV)/リトナビル(RTV)配合剤、インターフェロン(IFN)β-1aの4剤です。
今回の中間解析では、院内死亡率の低下、人工呼吸器装着の抑制、入院期間の短縮は認められなかったという結果でした。
インターフェロン(IFN)β-1aについては、ほとんどの例でステロイド(グルココルチコイド)が使用されていましたので、ステロイドも期待された治療効果はなかったと言ってようでしょう。
今回の研究のデータ(open-label)は、いわゆる信頼性が高い「ランダム化二重盲検比較試験(RCT)」ではありませんが、もし各薬剤についてこのプラセボを用いた二重盲検デザインで比較すると、中長期的な甚大な副作用および効果がないことがもっとハイライトされるでしょう(^_−)−☆。
ゲイツ財団やビッグファーマとズブズブの関係にある世界保健機関(WHO)がこのような解析結果を正直に出すということは・・・・・
この4剤(ステロイドを入れて5剤)以外の遺伝子編集抗体治療に効果があるとしたいのかも知れませんが、それよりも新型コロナワクチンのプッシュでしょう。
「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹ると、抗ウイルス剤では効果がないから、ワクチンで予防しましょう」というワクチン誘導にこの結果を利用すると思います。
もっとも、新型コロナ遺伝子ワクチンは、感染を予防することをまだ証明されていないので(症状を緩和する効果が90%と喧伝されている(^_−)−☆)、この理屈も本来は使えないはずです。
一年前は、まだアビガン、レムデシベルやヒドロキシクロロキン(ハイドロキシクロロキンと次作では表示)に効果がある、ないなどの無益な論争をしていました。
余裕のある方は、一年前に遡って、誰がどのような主張をしていたのかを振り返ってみるのも、人類の歴史を俯瞰するのに役立つかも知れません(^_−)−☆。