厚生労働省は、米バイオテクノロジー企業モデルナが開発中の新型コロナウイルス感染症の遺伝子ワクチンについて、実用化されれば来年前半から5千万回分の供給を受けることで同社と契約したと明らかにしました。接種は1人当たり2回で、2500万人分に相当。
日本政府は既に米製薬大手ファイザー、英製薬大手アストラゼネカと、それぞれワクチン1億2千万回分の供給で基本合意。モデルナは3社目です。
予想通りの展開です。
やはり、日本は新型コロナの遺伝子ワクチンの良い人体実験場ですね。。。
さて、ほとんどの大衆は、病気に罹っても本気で治す気がないことは、医師を長年やってきた経験もあって肌で分かります。
正確には、本気で治す気がないというよりは、本気で治す体力や知力(いずれも糖のエネルギー代謝依存)が残されていないということです。
私もよく知人や家族がガンと診断されたということでご相談を受けますが、最近はそのようなケースで間接的に根本治療を勧めることをやめています。
これは、本人が本気で自分の選択に責任をもって治す決意をしないと、リアルサイエンスに基づく根本治療の実行は難しいからです(フェイクサイエンスや“権威”に流されブレる、他責になる)。
さて、厚生労働省は10月27日に、2019年「国民健康・栄養調査」の結果の概要を発表しています(Medical Tribune, 2020年10月28日)。
ここに現代人の慢性病の発症および病気が治らない理由があります。
それによると、生活習慣の改善に関心はあるが「改善するつもりはない」との回答が、男女とも最も多く約4分の1を占めたといいます。
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食習慣の改善については、男女とも「関心はあるが改善するつもりはない」の割合が最も多く、男性(2,658人)は24.6%で、女性(3,016人)は 25.0%だったようです。男性では次いで「食習慣に問題がなく改善する必要はない」21.4%、「改善することに関心がない」16.5%の順でした。女性では「食習慣に問題がなく改善する必要はない」21.3%でした。
これでは、どうしようもないですね。
まずは食から改善していかないことには、どうにもなりません。
BMI別に見ると、BMIが普通および肥満の者では、男女ともに食習慣改善には「関心はあるが改善するつもりはない」の割合が最も多かったといいます。一方、痩せの者では「食習慣に問題がなく改善する必要はない」が最多でした。
肥満も痩せも、プーファ蓄積およびリポリシス(つまり、あらゆる慢性病の原因)ですが、プーファが蓄積しているほど、マインド(=思考&判断力)もやられてしまうということの傍証となっています。
健康な食習慣を妨げる理由(複数回答可)については、男女とも「特にない」の割合が最も多く(男性36.0%、女性34.6%)、次いで「仕事(家事・育児など)が忙しく時間がない」(男性25.1%、女性29.6%)、「面倒くさい」(男性23.5%、女性26.8%)の順だったということです。
私たち現代の奴隷も、時間が無駄に失われているため、本当にゆっくり食を作る時間が限られています。しかし、この回答を見ると、それよりも何も考えていない(正確には考えられない)ことが明らかです。
なお、運動習慣が定着しない理由は多忙で時間がないが最多でした。
これが日本人の大半の現状でしょう。
それで、いざ脳卒中やガンになると、あたふたして医師にすがるというのはどうでしょうか。
私たち現代人は、自分の心身も含めて、あらゆる事にあまりにも無頓着になりすぎているような気がします(もちろん、糖のエネルギー代謝低下の部分症状です)。
「自分の心身は自分で責任を持つ」という気概だけは失いたくないものですね(^_−)−☆。