「スマホで、30分以内で新型コロナの感染が分かる!」
先日、『NY times』誌に、フェイクパンデミックに貢献したPCR検査を自ら否定する内容が掲載されたことから、新しい検査が用意されているという推測を述べました。
実は今年の5月にこのPCRに代わる新しい検査開発の研究論文を読んで記事にしていたのですが、まだ公開していませんでした。
その研究論文が正式にメジャーの医学雑誌に8月に掲載されましたので、その概要をお伝えします(PNAS first published August 31, 2020 https://doi.org/10.1073/pnas.2014739117)。
PCR検査は、時間がかかるということやラボ(実験室)での特殊な機械および検査を実行する人間のスキル(検体の特殊処理など)が要求されます。
したがって、多数の検疫にはPCR検査は向いていないのです。
今回のスマホで、30分程度で判定できる検査(reverse transcription loop mediated isothermal amplification (RT-LAMP))は、PCRと同等にウイルスの遺伝子の断片を検出できるとしています。
以下の論文のサイトにこの検査の仕組みの動画が掲載されています
https://www.pnas.org/content/early/2020/08/27/2014739117
このスマホで分かる検査でも、鼻咽頭ぬがい液(綿棒を鼻の奥に突っ込んで擦過傷をおわせたもの)を検体として使用していましたが、これを唾液の検体で同じ結果が出るか試行している様です。
もっと劇的に“フェイクパンデミック”を演出するためには、検査スピードをゲイツ君に要求されていたので、それに応えたということです。
空港などで搭乗前に乗客にこの簡易検査を行なって、陽性に出たものを隔離あるいはワクチン接種することができます(大衆の移動を抑制する)。
遺伝子ワクチンも検査も”ワープスピード(warp speed)”です!
さあ、ここからがリアルサイエンスの登場です。
PCR検査とこの検査の基本的な仕組みは全く同じ。
つまり遺伝子の断片(新型コロナはRNA)を見ているだけです。
この新しい簡易の検査と感染性にも関係がないということです。
また、PCRと同じく偽陽性がかなり高い確率で出る可能性が今後明確になってくるでしょう。
そのフェイクが一般に行き渡るようになれば、この検査もPCRと同じ批判を開発者自らが行い、また新しい検査を普及するでしょう。
リアルサイエンスの基礎ができていないとこのような“新しい検査”に振り回されることになるのです(^_−)−☆。