今回の新型コロナウイルス感染症だけでなく、バクテリアによる感染症や塩素やアルミニウムなどの消毒薬・農薬・毒物の吸入によって、肺に過剰な炎症が起こり、肺が機能しなくなります。
この状態を肺線維症といい、ガンの一歩手前の病態です。
症状としては、発熱、息切れがでてきます。
肺の炎症が過剰になると、肺癌になる前に死亡してしまいます。
この過剰な炎症をオーケストラしているのが、マクロファージなどの食細胞です。
この食細胞から過剰な炎症性サイトカインが放出されることで、肺が硬くなり、線維化してしまいます。
この炎症性サイトカインの過剰放出を「サイトカインストーム(cytokine storm syndrome (CSS, hypercytokinemia)」といいます。
さて、最新の論文で、このマクロファージなどの食細胞のサイトカインストームと糖のエネルギー代謝の関係がクリアに述べられています(Med Drug Discov. 2020 Jun; 6: 100044)。
サイトカインストームという状態では、マクロファージの糖のエネルギー代謝がブロックされている状態なのです。
具体的には、「糖の完全燃焼」→「糖の不完全燃焼」にスイッチしています。
拙著でお伝えしてきましたが、「糖の不完全燃焼」はガン、糖尿病、関節リウマチなどの自己免疫疾患の特徴です。
また高濃度酸素、人工呼吸器による強制換気や5Gによって、細胞が低酸素になりますが、このことも糖の不完全燃焼に拍車をかけます。
糖の不完全燃焼で、毒性の強い乳酸という物質が蓄積し、細胞内をアルカリ・還元状態にすることで、病気の場を作りだします。
さらに食細胞内の糖の不完全燃焼では、細胞内に炎症やガンにとって必要な物質(抗酸化物質、DNA、RNA、脂肪など)がたくさん産生されます。
この劇的な糖のエネルギー代謝のスイッチによって、サイトカインストームが形成されるのです。
したがって、食細胞の糖のエネルギー代謝を回復(完全燃焼)させることで、サイトカインストームを抑えることが可能になるのです。
これこそリアルサイエンスで見た“感染症”という病態の本態なのです。
「病原体仮説(germ theory)」に基づく治療(病原体を叩くという優生思想)がいかにフェイクサイエンスであるかを示しています(^_−)−☆。