先日、スコットランドで、このフェイクパンデミックでアルツハイマーなどの認知症の死亡率が急増したことが報じられています(https://www.heraldscotland.com/news/18591144.sedation-linked-dementia-deaths-rise-scotland/)。
もちろん、これらの死亡も新型コロナウイルス感染症関連死亡としてカウントされているのですが、いわゆる認知症の高齢者(最近は若年齢化している)を収容している老人施設(nursing home)で鎮静薬(麻酔薬)を多用したことが死亡増の原因だとしています。
スコットランド政府は、慌てて鎮静剤の使用量が増えていないと、苦し紛れの弁明をしています・・・・・
さて、新型コロナ感染症と医原病のところでもお伝えしましたが、元々健康である人やまだ余力のある人に、無理やり挿管(気管にチューブを入れる)して、人工呼吸器につなぐのは、不可能です。
みなさんも、よく考えてください。
意識がしっかりしている状態で、喉に太いチューブをいれられると、これはもう拷問です。
したがって、無理やり人工呼吸器につなぐには、鎮静剤(麻酔薬)をかけて眠らせないといけません(意識があると管を自分で抜きます)。
私もICU(集中治療室)や全身麻酔の手術の現場で経験してきました。
その鎮静剤は本当に安全なのでしょうか?
今回の新型コロナウイルス感染症の人工呼吸器症例で使用されている薬剤を調べると、私が現役で従事していたときと、ほとんど変わっていませんでした。
ミダゾラム(midazolam)、プロポホール(propofol)、モルヒネ(hydromorphone)などの薬剤が今回の新型コロナウイルス感染症の人工呼吸器症例で使用された鎮静剤の代表的なものです(Anesthesia & Analgesia: July 2020 – Volume 131 – Issue 1 – p e40-e41)。
さて、これらの鎮静剤の長期使用は、致死にいたります。
私の臨床経験からも、ミダゾラム(midazolam)はせん妄(せんもう)状態(意識障害)、プロポホール(propofol)はリポリシス、そしてモルヒネは癌の増大、痛覚過敏、依存性をもたらします。
さて、人工呼吸器そのものによる死亡に加え、これらの鎮静剤の死亡に与える影響はあるのでしょうか?
昔からICUでもっとも使用されてきたミダゾラム(midazolam)によるせん妄の死亡に与える影響を調べた研究が報告されています(Crit Care Med. 2010 Dec;38(12):2311-8)。
その結果、最も死亡に影響を与えた要因は、せん妄の発症でした。
せん妄があった人は有意になかった人よりも、死亡率が高かったのです。
このように、鎮静剤そのもので起こる副作用に加え、抗ウイルス剤による薬害は、生命に関わるものなのです。もちろん、これらの薬の間の相互作用は誰にも分かりません(Eur J Hosp Pharm 2020;0:1)。
今回のフェイクパンデミックでは、幾重にもみなさんが知らない“落とし穴”があるのです。