『幸せな低酸素症?』

 

酸素濃度を表面的に測定する検査にほとんど意義はありません。
 
 
ちょうどこの検査に関するメッセージを頂きましたので、ご本人の承諾を得て転載いたします。
 
(転載開始)
 
4年程前、当時4歳の子が肺炎を患い入院した際、この酸素飽和度が69くらいで、先生方がかなり驚かれていました。
 
本人は凄く嫌がってたのですが、吸入器をつけられ、1週間程でかなり元気が戻ってきたのに、この酸素飽和度がいつまで経っても90を超えないので、「これでは危険すぎて退院させることはできない」と言われ、ずっと鼻に管を通し、パルオキシメーターも指につけたまま半月程入院させらせました。
 
 
MRIや、CT,心臓エコー、レントゲン、血液検査あらゆる検査をし、最終的に、この子はこの数値でも平気で過ごせる子みたいですね。ということで、退院となりました。
 
 
ずっとこのSpO2が低いことが、私の頭の中でいつも気になっていたのですが、これは異常なことでは無いのですか?
 
(転載終了)

 

今回の新型コロナウイルス感染症では、現代医学の観点からは、信じられない状態が存在しているという報告がありました(Am J Respir Crit Care Med. 2020 Jun 15)。

それは、生命維持が困難なほどの低酸素状態にありながら呼吸困難の徴候がない状態の人が多数認められるという事実です。

これを「幸せな低酸素症”happy hypoxia”」と呼んでいます。医師がその状態を説明できないと悩んでいるといいます(^_−)−☆。

無症候性低酸素血症の病態と定義していますが・・・・・

酸素が肺から動脈に入る圧力(酸素が血液に溶け込む度合い)を動脈血酸素分圧(PaO2)といいます。

今回の新型コロナウイルス感染症で無症状の人は、この動脈血酸素分圧(PaO2)が低下していることが明らかになっています。

この研究論文ではかなり的外れな説明をしていますが、これこそいつもお伝えしてきたリアルサイエンスです。

動脈血酸素分圧(PaO2)が高くなると、二酸化炭素が肺に追い出されて減少してきます。

二酸化炭素が減少してくると、酸素を細胞に届けることができなくなります(ボーア効果)。

したがって、高濃度の酸素や高圧酸素療法を行うと、二酸化炭素が失われるため、逆に赤血球に結合した酸素を細胞に届けることができなくなります。

高濃度酸素や高圧酸素は、逆に細胞を低酸素にするのです。

血液が低酸素であることと細胞が低酸素であることは、イコールではありません。

しかし、現代医療では、血液中の酸素ばかりを計測するので、リアルサイエンスの基本を見失ってしまうのです。

この基本的な酸素および二酸化炭素と赤血球のメカニズムが分かっていないため、いつまでたっても現代医学では、データ(計測値)だけを見て酸素療法を継続してしまいます。

血液中の酸素濃度が高いことが良いことと信じ込んでいるのですね。

リアルサイエンスでは、二酸化炭素が生命のフローを流す最重要物質であるので、体内の二酸化炭素を低下させるような高濃度および高圧酸素は百害あって一利なしです(新型コロナウイルス感染症の医原病死の大きな原因)。

幸せな低酸素症”happy hypoxia”とは、二酸化炭素が十分に体内に保持されているため、細胞に十分な酸素が供給されている状態のことなのです。

したがって、二酸化炭素がキープされている”幸せな酸素症”という表現が正しいということになります(^_−)−☆。

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