新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹りやすい、あるいは重症化しやすい人達の特徴を一言で言うと、「免疫抑制」状態であることをお伝えしてきました。
具体的には、血液検査でも白血球やリンパ球の減少、乳酸の上昇(乳酸脱水素酵素の上昇)などがありました。
さらに、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染者の特徴として、コレステロール値が低下していることが挙げられています(THELANCET-D-20-02111, https://ssrn.com/abstract=3544826)。
コレステロールはグルコースやフルクトースなどの糖質の次に、私たちの心身にとっての抗ストレス物質です(その理由はハチミツ講義でお伝えした通りです(^_−)−☆)。
コレステロールの大半は、私たちの体内で合成しています。
その原材料とは何でしょうか?
それはグルコースなどの糖です!
詰まるところ、やはり糖にいきつくのです。
この糖からのコレステロール合成ができない状態が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の特徴の一つです。
それでは、何が糖からのコレステロール合成を邪魔しているのでしょうか?
最も強くコレステロール合成を妨げるのは、プーファのオメガ3です。
オメガ3はステロイドと並んで強力な免疫抑制作用があるため、コレステロールを下げることとダブルパンチで、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹りやすくさせる大きな要因です。
もちろん、コレステロール降下剤のスタチンも新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に罹りやすくさせる重要な薬剤です(しかし、スタチンがウイルス感染症に効果があるという荒唐無稽な研究論文も報告されています・・・・・どこまでマーケティングするやら・・・)。
コレステロール不足は、脳をはじめとしたあらゆる器官、細胞に深刻なダメージを与えますが、ウイルス感染症と呼ばれる“免疫抑制状態”の特徴でもあることを理解しておきましょう(^_−)−☆。