新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の主戦場がヨーロッパに移行しています。
新型コロナウイルス(SARS-COV2)が本当に武漢から発生した病原体であれば、なぜ武漢や武漢に出入りした人との接触がないヨーロッパや米国で騒がれるほど流行するのでしょうか?
感染者との接触があるというのは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断する基準を満たす最初の必須項目です。
今回のパンデミック騒ぎは、冷静になって見つめると、多くの疑問が湧き出してきますね。
さて、ウイルス感染症と呼ばれる状態について、過去にもその原因について示唆する優れた研究論文があります。
これらを有機的につなぎ合わせると、ビック・ピクチャーが出来上がります。
そのうちの一つを今日はご紹介いたします。
エイズ感染あるいは、それに結核感染した人たちの特徴を調べた研究が報告されています(J Thyroid Res. 2019; 2019: 1096739)(J Lab Physicians. 2018 Apr-Jun; 10(2): 130–134)(Indian J Endocrinol Metab. 2015 Mar-Apr; 19(2): 272–276)(LoS One. 2013; 8(10): e78313)。
これらの感染症にかかっている人の特徴とは、「甲状腺機能低下」でした。
つまり、「糖のエネルギー代謝の低下」状態ということです。
今回の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に限らず、インフルエンザウイルス感染症など他の感染症でも、生命に関わるのは、「敗血症(sepsis)」と呼ばれる病態です。
「敗血症(sepsis)」は、現代医学でもその本質を把握できていません。
「敗血症(sepsis)」は、血液中にバクテリアが増殖し、“エンドトキシン”が充満している状態を指します(この私の定義が数十年後にはスタンダードになるはずです)。
このエンドトキシンがサイトカイン・ストーム(cytokine storm)を引き起こして、生命死をもたらすのです(ウイルスが死をもたらすのではありません)。
この状態では、糖のエネルギー代謝が低下していることも過去に報告されています。
つまり、感染症と呼ばれる状態は、甲状腺機能低下および糖のエネルギー代謝低下の部分症状ということなのです。
甲状腺機能低下および糖のエネルギー代謝低下の症状は、幾多に渡って無数にありますが、そのうちの一つが感染症と呼ばれる状態なのです。
したがって、感染症の根本治療もまた糖のエネルギー代謝を高めることになりますね(^_−)−☆。