武漢ではないですが、日本も大気・水質汚染、放射能物質、5G、GMO、さらにはシックネス・リレーションシップ(病的な人間関係)などでハイ・ストレス状態にあります。
ストレス軽減に有効なのが、ストレッチやヨガをお勧めしています。
ストレッチに関しては驚くべき健康効果を以前お伝えしました。
ヨガに関しても、臨床試験でストレスホルモンであるコルチゾールを軽減し、抗うつ作用を持つことが報告されています(Indian J Psychiatry. 2013 Jul; 55(Suppl 3): S405–S408)。
ここで私がヨガに関して注意を喚起していることがあります。
ホットヨガなど激しいヨガでは、逆にエネルギー代謝が低下します。
この場合も、代謝が低下するためコルチゾール産生も低下します。
この場合のコルチゾール低下は、アルコールの作用と同じく、よい効果ではありません。
アルコール中毒も以前から詳述していますが、ストレス軽減のために習慣的にアルコールを摂取します。
アルコールもエネルギー代謝を低下させることで、コルチゾールも低下させます。
トライアスロンなどの激しい運動も同じくエネルギー代謝低下によるコルチゾール軽減作用があります。
このようなエネルギー代謝低下によるコルチゾール低下ではなく、その逆にエネルギー代謝向上によるコルチゾール低下が私たちの求める本当のストレス軽減です。
ゆっくりとポーズをとる本来のヨガでは、呼吸数が低下します。
このことで体内の二酸化炭素濃度が高まることで、糖のエネルギー代謝が高まり、コルチゾールが低下するのです。
このようにストレスを軽減するのに、激しいスポーツ、アルコールや薬物に依存するのは悪手です。
糖のエネルギー代謝を高めることが本当のストレス軽減の方法なのです。