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『低カロリー甘味料の危険』

まだ世間の99%は、ショ糖のような本物の糖質(高カロリー)を避ける傾向にあります。

糖質制限などのポップカルチャーでは、アスパルテームなどの人工甘味料やステビアのように植物から抽出される低カロリーの甘味料は、肥満、糖尿病、心筋梗塞などのメタボに有効としています。

本当でしょうか?

最新の研究で、母親がアスパルテームやステビアのような低カロリーの甘味料を与えた場合、子供やその孫に肥満や心臓血管疾患のリスクが高まることが報告されました(Gut, 2020; gutjnl-2018-317505)。

母親の糖質制限が子々孫々に悪影響を与えるのです(『糖尿卯病は砂糖で治す』参)。

この研究では、低カロリーの甘味料を与えた母親の子孫マウスの便を腸内細菌フリーのマウスに移植した実験を行なっています。

とても興味深い結果が出ています。

子孫マウスは低カロリーの甘味料を摂取していないのにも関わらず、便移植された無菌マウスも肥満、糖尿病になったのです。

母親の糖質制限で、子々孫々の腸内環境が変化したことが伺えます。そして、その変化(エンドトキシン負荷)が、子々孫々と遺伝していくのです。。。。。。

特に胎児期の低血糖は、その胎児の脳・身体の成長障害だけでなく、成人後のメタボロックシンドローム発症などの悪影響を与えます。

拙著およびこのような基礎的な実験結果をしっかりと咀嚼して、皆さんの心身の健康に役立てて頂きたいと思います。

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