『プーファと愛情ホルモンの関係』

 

愛のホルモンと誤解されている「オキシトシン」。

実際は、ストレスホルモンであることをお伝えしてきました(TUEET基礎医学『エネルギー代謝と脳下垂体ホルモン』参)。

最近、このオキシトシン濃度が高まると、高血糖、肥満になることが臨床試験で報告される様になりました(Drug Discov. Today Dis. Mech. 2013;10(1-2):e63–e68)(J. Clin. Endocrinol. Metab. 2019. doi:10.1210/jc.2019-00643)(Endocr. Pract. 2016;22(7):885–894.)。

まだ大半のオキシトシンの研究では、逆に「抗肥満作用がある」のオンパレードですが、今後の研究で真実が露呈していくでしょう。

さて、すでにプーファ、特に植物油脂(オメガ6)に関しては、現代医学でさえも、公然と肥満、糖尿病などのメタボの原因物質であることを認めています(糖が糖尿病の原因ではありません(^_−)−☆)。

このプーファによる糖尿病化は、多数の糖のエネルギー代謝ブロック作用によります。

そして、さらに・・・・・・

最新の動物実験で、プーファとオキシトシンの関係を調べた研究が報告されています(Endocrinology. 2020 Jan 8. pii: bqz044)。

高プーファ食(大豆油)では、ココナッツオイルリッチあるいはコントロール食に対して血液中のオキシトシン(oxytocin peptide)濃度が高まりました(その他のストレスホルモンであるエンドルフィン系や抗利尿ホルモンも同時に上昇)。

興味深いのは、大豆を遺伝子組み換えして、オレイン酸を増やした遺伝子組み換え大豆油(以前お伝えしたGMOです)を与えた食事でもオキシトシン濃度が高まったということです。

大豆油およびオレイン酸を増やした遺伝子組み換え大豆油のいずれも、オキシトシン濃度の上昇とともに高血糖、肥満、炎症(脳の視床下部)という糖尿病、メタボリックシンドロームの特徴を示しています。

オキシトシンは、プーファというストレスによって産生された結果でもあり、さらに肥満・糖尿病化を進行させる原因ともなるのです。

基礎のサイエンスを積み上げていくと、よりクリアーカットに生命の仕組みが分かるようになりますね(^_−)−☆。

 

関連記事

  1. 『ニューノーマルでの下痢・頭痛〜リアルサイエンスシリーズ』

  2. 『すでに十年前に“知らされて”いた新型コロナウイルス感染症(COVID…

  3. 『デルタ変異型に効果がない遺伝子枠●●〜変異型シリーズ』

  4. 『新種のプーファは健康効果がある??』

  5. 『キノコが脳に良い理由!』

  6. 『安楽死と川崎刺傷事件について』

  7. 『新型コロナウイルス感染症の対応について』

  8. 『蛍光灯の下で気分が悪くなるのは何故か?』