みなさんはよく映画館に行かれるでしょうか?
私はあまり映画を見ないのですが、食事などの他の目的で映画館が入っている建物の中に行くことがあります。
建物の中に入ると、かなり強いポップコーン臭がします。
これで頭痛がして気分が悪くなるため、なるべく早くその建物から出るようにしています(^_−)−☆。
なぜポップコーンの臭いがこれほどまで気分が悪くなるのかを調べたことがありませんでした。
しかし、電子タバコ(E-cigarette)にもポップコーンと同じ臭いがするとある方から聞いて、ピンときました。
ポップコーンにも電子タバコにも同じ人工香料が添加されていたのです。
その物質とは・・・・・
「ダイアセチル(diacetyl)」と呼ばれるケトン体です。
バターのような香りがするために、ポップコーンや電子タバコに使用されているのです。
ダイアセチル(diacetyl)はプーファの自動酸化で発生します(J Agric Food Chem. 2013 Feb 6;61(5):1067-71)。
あの発がん物質のアルデヒドと同じですね。
私たちの体内で及ぼす作用も、ダイアセチル(diacetyl)とアルデヒドは似ています。
私たちの体内のタンパク質や遺伝子と結合して、機能・構造を変性させるのです(J Agric Food Chem. 2012 Mar 28;60(12):3311-7)。
これが“炎症ゴミ(『新・免疫革命』参)”となるために、全身で炎症を引き起こすことになります。もちろん、発ガン作用も持ち合わせます。
すでにポップコーンの製造者がダイアセチル(diacetyl)を大量に吸い込むために、肺にダメージ(popcorn lung, COPD)が起こることが報告されています(Toxicol Rev. 2006;25(4):261-72.)(Toxicol Rep. 2015 Nov 2;2:1463-1472)。
やはり、私のセンサーは間違えていませんでした(^_−)−☆。
発がん性が確かめられているアルデヒドと同じ作用を持つ物質を香料として添加することを許している現状は、“知的怠慢”としか言いようがありませんね。
建物全体が汚染されますので、映画館でこのような人工香料たっぷりのポップコーンを販売しないで欲しいものです(電子タバコは自己責任で(^_−)−☆)。