日本のカレーはヤバイというのは、もう皆さんご存知ですね。
カレーのルーには植物油脂(プーファ)が満載だからです。
私もそんなことは梅雨知らず、よく自宅でもカレーのルーを買ってきては、カレーを作っていました・・・・・・(;^_^A
それではアジアのカレーはどうでしょうか?
カレーに使用されるスパイスといえば・・・・
ターメリックですね。
ターメリックは日本でもスパイスとして流通していますね。
このターメリックはどこで生産されているかご存知でしょうか?
それは・・・・・・
世界の最貧国であるバングラディシュです(その他、他のアジア諸国でも産生されています)。
最新の研究で、バングラディシュにおいて、このタメーリックに不純物が混ぜられていることが報告されました(Environmental Research, 2019; 179: 108722)。
それは黄色を鮮やかにするために混ぜられているある重金属。
「クロム酸鉛(lead chromate)」という鉛です!
この鉛は鮮やかな黄色をしています。
子供のおもちゃや家具の塗料としても使用されているそうですが(これだけでも十分恐ろしい・・・(;^_^A)、ターメリックにこのクロム酸鉛を混ぜているのです。
バンクラデッシュだけでなく、アジアの貧しい国では、90%の子供の血液に鉛の濃度が高くなっています。
これは、ターメリックというスパイスの鉛が深く関与していることが指摘されています。
日本人でも鉛の血液濃度がかなり高い人が少なからずいます。
鉛はいわずとしれた脳神経毒です。
子供ではIQの低下、成人では認知症を引き起こします。さらに全世代にわたって貧血を引き起こします。
ガソリンスタンドで暴露している訳でもないため、鉛が高濃度に検出されるのは水道水以外に理由が分からなかったのですが、この研究はまた私の知見を拡げてくれました。
2011年以来、世界で流通している15のターメリックのブランドに高濃度の鉛が検出され、リコールされています。
しかし・・・・・
この研究でも指摘しているように、検出したのは氷山の一角にすぎません。
オリーブオイル、牛乳、ハチミツ・・・・・
そしてスパイスお前もかという感じですね。
改めて大量生産される食品の恐ろしさを痛感した次第です。