腸内細菌に善玉も悪玉もないということも、まだなかなか理解されないですね。。。。
さらに腸内細菌そのものがない方が健康になるというとみなさん、眉をひそめられます・・・・・(^^♪。
しかし、拙著『慢性病は現代食から』にも詳述しましたように、高プーファ食によって引き起こされるインシュリン抵抗性、血糖異常も腸内細菌をなくすことで改善します(Nat Med. 2015 Dec; 21(12):1497-1501)。
最新の研究でもこのことが証明されています。
腸内細菌の増殖によって糖代謝異常(=糖尿病)が引き起こされることが報告されました(PNAS September 16, 2019)。
腸内細菌によって、腸粘膜細胞からセロトニンの産生が増加します。
実は、私たちの体内の95%以上のセロトニンは腸粘膜細胞から産生されています。
このセロトニンは、糖のエネルギー代謝をブロックするため、糖尿病を引きおこすのです。
腸内細菌の増殖は、エンドトキシンのみならず、セロトニンも上昇させるため、まさに慢性病の温床となるのですね(^_-)-☆。