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『なぜせき止め薬の乱用されているのか?』

 

たまたま日本のニュースを見ていたら、厚生労働省の薬物調査で「10代でせき止めの乱用が急増」という記事がありました。

「消えたい」「死にたい」などと考え、生きづらさを抱えた若者が、一時的に意欲を高めるために市販薬を乱用するケースが多いとありました。

さっそく市販のせき止めの成分を見てみると・・・・・

主成分は、

●メチルエフェドリン

●カフェイン

●マレイン酸カルビノキサミン

などになっています。

たしかに、このメチルエフェドリンは、自律神経の交感神経を刺激して、気管支を拡張させる働きがあります。

喘息の治療にも使用されます。

メチルエフェドリンは、いわゆる覚せい剤(アンフェタミン)に類似した化学構造に類似しているので、大量摂取すると覚醒作用がでるのですね。

カフェインも同じく気管支拡張作用があり、喘息の治療で使用されます。

カフェインは糖のエネルギー代謝を高めるため、糖を摂取しないと、逆にストレス反応が引き起こされます。

このストレス反応(リポリシス)がメチルエフェドリンと同じ作用を持つアドレナリンの分泌につながりばかりか、コルチゾールという多幸感(本当は多幸感ではなく高警戒状態)をもたらします。

そして、マレイン酸カルビノキサミン。

これは、いわゆる抗ヒスタミン作用を持つ物質です。

ヒスタミンは、痒みやイライラをもたらすストレス物質です。

この主成分の3つだけでも、十分にストレスを”一時的”に軽減する作用があります。

昔、オリンピックで日本の柔道の選手が、せき止めを飲んでいたために世界大会を辞退したというニュースがありました。

これらの主成分は、世界アンチ・ドーピング規程(World Anti-Doping Code)の禁止薬物にも指定されているのですね。

その他、せき止めには不必要な物質が満載されていますので、もちろんお勧めはしません(シロップタイプはさらに果糖ブドウ糖液糖が入っています・・・・・・( ;∀;))。

根本原因であるストレスを一時的に回避するために薬物依存になることは、現代社会システムの一つの帰結かも知れません。

薬物に頼らなくても、健康的にストレスを回避する手段があります。

それは・・・・・

”糖中毒”になることです。

糖(もちろん天然の本物です(^_-)-☆)の摂取に関しては、この”中毒という言葉を使用するのが間違っていますが、糖をしっかり摂取すると、せき止めと同じようにストレスを軽減できることは、サイエンスが証明しています(^_-)-☆。

 

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