Book

『ポパイは本当にホウレンソウで強くなるのか?』

 

みなさんはほうれん草(ホウレンソウ、Spinach)といえば何を思い浮かべるでしょうか?

鉄分?

硝酸態窒素?

それとも・・・・・

最近になって、ホウレンソウに含まれるステロイドがスポーツのパフォーマンスを高める効果があるために、ドーピングに認定される可能性(the World Anti-Doping Authority (WADA) list)があるという研究が報告されました(Arch Toxicol. 2019 Jul;93(7):1807-1816)

このステロイドは、「エクディステロン(ecdysterone)」と呼ばれています。

実は、9月に刊行となったハチミツの真実本(『自然治癒はハチミツから』)にもこのステロイドのことを書きました。

このステロイドは、ミツバチが栄養不足に陥ったときに放出されるストレスホルモンです。

ホウレンソウもストレスホルモンを持っているというころですね(^_-)-☆。

「エクディステロン(ecdysterone)」は、ほぼエストロゲンと同じ作用をします。

エストロゲンは、他の保護ホルモン(=タンパク同化ホルモン)があると、組織を肥大させる作用をします。

サプリメントとしても販売されています・・・・・・・

しかし・・・・・・・・・・

エストロゲン単独では、逆に体内の脂肪とタンパク質を分解していしまいます。

体が弱っているときに、「エクディステロン(ecdysterone)」を摂取すると保護ホルモンがないために、逆に筋肉などが分解されていくのです(^_-)-☆。

それだけではありません。

長期的には発がん(=エストロゲン作用)につながるのです。

今回の研究で用いたエクディステロン量は、ホウレンソウ全体を摂取しようとすると、250g~4kg/日という量です(^_-)-☆。

ポパイでもない限り、ホウレンソウを1日にこれほど食べることはないでしょう(^^♪。

しかもポパイは缶詰ものを食べていました・・・・・(-_-;)

ポパイはエストロゲン過剰(シックネス・フィールド)ということですね(^_-)-☆。

関連記事

  1. 『生理不順が急増している理由〜リアルサイエンスシリーズ』

  2. 『アジュバントはワクチンだけでないー農薬、殺虫剤の危険性』

  3. 『スパイクタンパク質は産生されている〜リアルサイエンスシリーズ』

  4. 『子供への遺伝子ワクチンの影響〜俯瞰シリーズ』

  5. 『仕事の合間の雑談シリーズ〜【続・シリカ(ナノ粒子)の危険】』

  6. 『 “腸”から始まる脳の病気』

  7. ◆パレオ協会Q&A◆ 『果糖のアレルギーは存在するのか?』…

  8. 『プーファ本に対する吉富氏の書評について』