『”難攻不落”の悪性脳腫瘍の特効薬!』

 

みなさんは、脳にもがんができることを知っておられたでしょうか?

脳のがん(脳腫瘍)はその治療のむつかしさもあって、非常に予後が悪いです。

もちろん、脳の良性腫瘍もあり、これは単なる”できもの”ですから、がんではありません。

ただし、良性腫瘍であっても、脳の狭い空間に拡大すると、生活の質を落とすような様々な症状を呈してきます。

この良性腫瘍の場合は、脳神経外科は重要な役割をします。福島先生のような「ゴッドハンド」で有名なテクニシャンの本領発揮の場ですね(^_-)-☆。

ところが・・・・・・

がんの中でも悪性脳腫瘍(glioblastoma multiforme (GBM) )は、非常にシビアです。

手術・放射線・抗ガン剤のいわゆる三大療法を行ったとしても、1年持つか持たないくらいです(平均生存率 15ヵ月程度)。

がんの指標としては「5年生存率(The 5-year survival rate)」というものが使用されていますが、この指標でいくと悪性脳腫瘍(GBM)は、10%以下です(診断されてから、ほとんどは5年も生きられない)。

ここでは「ゴッド・ハンド」でもまったく歯が立ちません・・・・

そのがんの中でも難治の悪性脳腫瘍に対して、オールドドラッグであるアスピリンが改めて有効であることが最新の研究で報告されました。

素晴らしい!

ただし、アスピリンでは特許が切れているので、アスピリンに添加物を混ぜて液体状にした液体アスピリン(IP1867B )を用いています。

液体アスピリン(IP1867B )を は、保湿剤として使用される添加物トリアセチン(triacetin)や人工甘味料として米国で使用されているサッカリン(saccharin)と混ぜて液体にしたアスピリンです。

この液体状のアスピリン(IP1867B)は、マウスの悪性脳腫瘍(High grade gliomas, glioblastoma multiforme (GBM) )モデルや細胞実験で、がんの大きさを著明に軽減したことが報告されました(Cancer Lett. 2019 Aug 28;458:29-38)。

過剰な細胞増殖、転移、炎症などを抑えることが明らかになりました。

液体アスピリン(IP1867B )は、アスピリン+健康に害を及ぼす添加物てんこ盛りの医薬品です。

したがって、アスピリン単独で投与すれば、さらに効果は高まるでしょう(^_-)-☆(ちなみにアスピリンの錠剤型も添加物てんこ盛りです(^^♪)。

この論文では、糖尿病などの糖のエネルギー代謝が低いメタボの状態であれば、脳腫瘍の予後がより悪くなると正直に書いています。

がんでは糖のエネルギー代謝が低下するため、組織の浮腫(水ぶくれ)が起こります。

悪性脳腫瘍でも脳が腫れあがります(脳浮腫)が、脳の場合は硬い頭蓋骨に収納されているため、脳が腫れると命に関わります(脳ヘルニア)。

そこで、昔から悪性脳腫瘍の三大療法前後にステロイドが使用されています。

ステロイドは、糖のエネルギー代謝を止めるため、悪性脳腫瘍の予後が悪くなるのです。

そのステロイドの副作用もアスピリンは軽減できるメリットがあるとも書いています(^_-)-☆。

これは、アスピリンが糖のエネルギー代謝を回すからですね(^^♪。

しっかり糖を摂取してアスピリンで糖のエネルギー代謝を回すと、「がんの場→健康の場」に変わることで、がんは安心して増殖を止めるのです(^^♪。

 

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