みなさんは、周囲を見て「どうしてあの人はあんなに元気なのだろう?」と思ったことはありませんか?
睡眠時間が短くても、1日中精力的に動き回って、マルチタスクできる人もいれば、すぐに疲れて横にならないとやっていけない人もいます。
また、体が引き締まって筋肉がよく発達している人もいれば、脂肪がだぶついているだけで筋肉がまったくない人(糖尿病やストレス状態)もいますね。
実はこの差が長寿にも関係してきます。
100歳以上の人たち(centenarians)と平均年齢85歳の健康な人のホルモンの値を比較した研究が過去に報告されています(Exp Gerontol. 2008 Feb;43(2):88-94)。
この中で特に目をひいたのが、血液中の甲状腺刺激ホルモン(TSH)の値です。
100歳以上の人たち(centenarians)の甲状腺刺激ホルモン(TSH)値は、有意に平均年齢85歳の健康人より低かったのです。
甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高い状態は、いわゆる甲状腺機能低下の重要なサインです。
そして、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が高いというのは、炎症反応が高いという間接的証拠にもなります(メタトロンの生化学の読み方で詳しく説明しますね(^○^))。
つまり、長寿の人は甲状腺機能が高いということです!(^^)!。
さらに、ストレスの指標である コルチゾール/DHEA 比は、両グループでほとんど変化がなかったということも分かりました。
コルチゾール/DHEA 比が高いほど、シックネス・パターン(病気のパターン)であることが言えるのですが、100歳を超えても、85歳の健康人と変わらなかったのです。
このように長寿は、甲状腺機能が高く、ストレス(コルチゾールが高い)が低いというヘルシネス。パターンです。
これは、典型的な糖のエネルギ―代謝が回っている状態なのです!(^^)!。
年金もなくなる老後は、長生きなんかはしたくないというあなた。
歳をとっても、心身ともに元気で楽しければ、そうは思わなくなるかも知れませんよ(^^♪。
長寿の秘訣は、「糖のエネルギー代謝」にありということです(^_-)-☆。