2019年6月2日にNHKスペシャル「彼女は安楽死を選んだ」という番組が放映されていたようです。
みなさんはすでに視聴されたでしょうか?
去年、一人の日本人女性(51歳)が、スイスで安楽死を行いました。女性は重い神経難病(多系統萎縮症)を患い、まだ比較的元気な時点で死を選択したという内容です。
私は現代医学が本当のサイエンスにならない限りは、このような安楽死の選択はあっても良いと考えています。
私は、現在は神経難病を含む慢性病の治療法を確立できたので、もし自分に相談されたのなら、根本治癒を勧めます。
しかし、現在のシステムでは、本人だけでなく、ご家族にも負担になる負のスパイラルに陥ります(綺麗ごとで済まない)。
現代社会システムは、「地獄の沙汰も金次第」の様相を呈しているからです。
それと並行して自分で命を絶つだけでなく、人の命まで奪ってします蛮行について思うことがありました。
先日の川崎刺傷事件については、「どうせ死ぬならひとりで死ね!」という浅薄な議論が沸き起こっているようです。
このような意見は生命の本質をまったく理解できない「sleeping sheep」たちの典型的な発言です。
他人、ましてや恨みもなにもない関係のない人を殺すというのは、本質的に生命体では起こりえないことです。
あらゆる生命体は、必要以上の殺傷を行いません。これが起こるというようなフィールド・ワーク(スティーヴン・ジェイ・グルードやライアル・ワトソン本など)がありましたが、これこそが”洗脳”です。
生命体は環境の変化に対して、エネルギーを体内で作りだして変化していく存在です。私たちの体の中で起こっていることは、何一つ無駄なことがありません。本当に知れば知るほど驚異的です。
その生命体が関係のない他人や動物を殺傷するというのは、あきらかに生命の本質から大きく逸脱しているのです。まずこのことをしっかり腑に落としておいてください。
それでも今回のような事件が起きるのは・・・
明らかにかなり病的な状態(生命の本質から大きく逸脱)だということです。
この病的な状態が極まるというのは、自分自身ではなかなか到達できない領域です。
自分自身では病的な状態が極まると、完全に糖のエネルギー代謝が低下して、行動化そのものを起こせなくなるからです(動くエネルギーがない)。プーファの過剰摂取がその典型例です。
私も医師として私人としても、何人も自殺に及んだケースを見てきました。またはサイコパスといわれる人たちも見てきました。
いずれにせよ、性格の違いによって、自分を責めるか、他人を責めるのかという違いがありますが、病的な状態が進行すると、エネルギーそのものがなくなってくるので、わざわざ関係のない他人や動物を殺すことはありえません。
しかし、ここに薬剤の介在(&洗脳)があるとどうでしょうか?
一時的に衝動性が非常に高まり、もはや生命体でなくなる行動を起こす可能性があります。
大豆(エストロゲン)ばかりを給餌させる動物実験でも、このことは証明されています。
これがいわゆる凶悪殺人事件と呼ばれているものの正体です。
私は凶悪殺人事件の影には、必ず薬剤と洗脳が絡んでいると観ています。
サイエンスの基礎および生命の本質を理解すると、いかに巷の議論が「眠れる羊の群れ(既得権益グループ)」によるものかが明確になります。
自殺にしても他殺にしても、それはすべて自分の病的なエゴの拡大にすぎません。この病的なエゴの拡大は、すべて糖のエネルギー代謝の低下によるものです。
そして、それを生命体の本質から大きく逸脱されるものが、薬剤と洗脳の介在なのです。
安楽死と無差別殺人。
みなさんも生命の本質から一度読み解いてみてください。