日本に居るときは、仕事や日常生活で煮詰まると、山に散策にいくとしています。
緑(森)がたくさんある山に行くと、本当に心身が静まりますね。
しかし、森を散策していても、自分の感情や思考に囚われていると、景色さえ目に入っていないことに最近は気づきます。山の一本一本の木々の様相をしっかり観て感じるように努めています(^_-)-☆。
さて、緑が日常的に周囲に拡がっている田舎に住んでいる人はさぞかし健康だろうと想像するのですが・・・・
以前もお伝えしたことがあるのですが、ちょっと逆の傾向が出ています。
最新の研究で、この田舎に住んでいる人の方が都会に住んでいる人よりも肥満傾向になっているという現象が、なんと世界規模で認められるということが発表されました(Nature volume 569, pages260–264 (2019))。
日本でもその傾向があるように思います。透析の導入率も田舎の九州地方が最も高いというデータも出ています。。。。。
その原因として、
・田舎の方が食料の質が悪い(良いものは都会に向けて配送される)
・コンビニ、ファストフードやジャンクフードは、田舎にも浸透している。
・田舎の方が教育・経済レベルが低い。
・田舎は車で移動することが多い(身体活動も低くなっている)etc.
などが挙げられています。
私は以前から、田舎の人の「健康に対する意識の低さ」が問題だとお伝えしてきました。
これは、田舎の人は自然に恵まれた環境に育っているから鋭敏に健康に意識が向かないのかも知れません。
都会のようにあまりよくない環境に居ると、自然と体調も悪くなるために健康に意識が向くこともあるでしょう。
ただし、都会に住んでいた人が田舎に移住するのは、意識があってのことですので、これは例外です。
私はそれ以外にも、かなり都会の汚染物が田舎に流れているのも大きな原因になっているのではないかと考えています。
都会の電力のために建設したとしている原発も田舎にあります。
日本は放射能汚染(意図的に全国に拡大している)が深刻ですが、それ以外にもいわゆる環境ホルモンとよばれる発ガン物質の水質・海洋汚染も大きな問題です。中国からのPM2.5もありますね( ;∀;)。
このような環境汚染が都会、田舎区別なく拡大している現状では、よりセンシティブでない田舎の人の方が不利な状況に追い込まれているのだと思います。
世界に目を移すと、いわゆる発展途上国の方が環境汚染は深刻です。
これは先進国といわれる諸国の工場となり、様々な汚染を押し付けられているからですね。
戦後の昭和の日本も、その一端を担っていたため、私が小学生だったころは、「光化学スモッグ」警報がよく鳴っていました。
その先進国や都会から押し付けられた汚染に対して、経済的にも豊かでない発展途上国や田舎の人たちには対抗する手立てがありません。
世界中に環境汚染と不健康が拡大した現代社会は、もう逃げ場がないところまで追い込まれているのかも知れません。
しかし、この極まった状況こそが、私を突き動かしています。
私たち生命体は、困難の状況こそが活動の原動力(発明の母)ともなるのではないでしょうか(^_-)-☆。