『高強度インターバルトレーニング(HIIT)を勧めない理由』

 

 

今日は久しぶりに運動ネタにお付き合い願えればと思います(^_-)-☆。

ジムでもトレーナーたちが勧めるトレーニング方法の一つに、高強度インターバルトレーニング(HIIThigh-intensity interval training )というものがあります。

どのようなトレーニングかと言うと・・・・・・・・

有酸素運動(aerobic exercising)、筋トレ(weight lifting)そして自重系の運動(calisthenics)を組み合わせたトレーニングを短い休憩を挟んで繰り返すものです。

実際、目にするか、体験しないと想像がつきにくいと思います。

この方法は簡単に言えば、効率よく持久力および筋力の両方をアップする目的で開発されました。

とくに持久力を高めるのに、長時間走ったり、泳いだりするのは、効率が悪く、この高強度インターバルトレーニング(HIIT)だと、短時間で同じ効果が得られるとされています。

私もランニング、遠泳やダンスが体に悪い(=糖のエネルギー代謝を低下させる)ため、長時間の有酸素運動をするくらいなら、高強度インターバルトレーニング(HIIT)の方が良いと以前は勧めていました。

しかし・・・・・・

自分で体験して見て、あるいは毎日他人が行っている光景を見て、これは糖のエネルギー代謝をさらに低下させる方法だと実感しました(^^♪。

 

とにかく、絶対にしてはならない過呼吸になります。

なぜなら、強度(負荷)が高い運動を集中して行うために、乳酸という毒性物質(シックネス・サブスタンス)が急激に蓄積するからです。

さらに、最新の研究で、高強度インターバルトレーニング(HIIT)によって特に膝、足関節の挫傷、捻挫が起こりやすいことが報告されています(Journal of Sports Medicine and Physical Fitness, Feb. 12, 2019)。

大抵の怪我は、適切なフォームで動作が行われていないことが原因ですが、この高強度インターバルトレーニング(HIIT)では動作フォームが崩れやすくなります(急激な疲労のため)。

乳酸の急激な蓄積による筋肉疲労と同じく脳も真っ先に疲労してきますので、フォームを維持するという意志も薄れてきます(焦りが出てくる)。

やはり経済と同じく運動も効率ばかりを求めていると、最も大切な体の構造と機能が崩れてしまいますね。

効率を求めるのであれば、基礎のサイエンスから考えないとなりません。

アスリートのみならず、一般の人の健康維持のためにも従来のトレーニング方法については再考が求められていると思います(^_-)-☆。

 

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