都市生活をしていると、時間に追われる毎日で1日が終わってしまします。
ルーチーンの仕事に加え、忙しいときに限って不思議と問題が噴出してくるという経験をみなさんもされていると思います。
そんなとき、ふと山や海に行きたくなるときはないでしょうか?
生活に追われる毎日は、意識あるいは意識下のストレスに晒されています。
今回、ストレスレベルと自然との接触の関係を調査した研究が報告されています(Frontiers in Psychology, 2019; 10)。
1週間に最低3回は10分以上、自然と触れ合う(森を散策する、山で座るなど)ことを8週間に渡って行ってもらいました。
毎2週間ごとに、自然への接触の前後で、ストレスホルモン(コルチゾール)の血液濃度を調べています。
その結果は、やはり私の経験からも頷けるものでした(^_-)-☆。
20分間自然と接触するだけで、ストレスホルモンが著明に低下したのです。
20分以上自然と接触すれば、ストレスホルモンは最大限に低下しました。
私は、学生時代から悩み事などで煮詰まったときには、必ず山に走りに行きました。
私の育った場所には近くに海がなかったので、山が私にとっての馴染み深い自然でした(^_-)-☆。
若いときでしたので、急な山道を2~3時間くらいは走っていたと思います。
これは逆にコルチゾールがマックスになっていたでしょう。
それから年月は過ぎ・・・・・・
ワンちゃんと一緒に生活するようになってからは、ワンちゃんと山に散策に行くのが日課になりました。
そして、また月日が過ぎ・・・・・
最愛のワンちゃんが亡くなってからは、1人で山を登ることが多くなっていました。
これがかなりのストレス軽減になっていたのだと思います。
私たちは意識にのぼらないようなストレス(サブリミナルストレス)によるダメージを蓄積しています。
自然を散策することは、日々のストレス対処としてとても有効です(^^♪。
また、今までお伝えしてきたように、コルチゾールは糖尿病、肥満、エイズや癌などの慢性病の大きな原因です。
慢性病の根本治療のためにも、自然を散策してみましょう(^_-)-☆。